南東北湯治主体10日間その26、大塩温泉季節限定露天風呂で素晴らしい湯を堪能して今回の湯巡りを締め
玉梨温泉、湯倉温泉と濃厚な湯が続くと体にはか
なりキツい。次は只見町方面へさらに9キロほど
走るとこれまた極上湯の大塩温泉共同浴場だ。温
めの湯が優しく長湯が出来る湯でかなり御機嫌な
湯だ。
しかし、今回はその共同浴場の横にある民宿「た
つみ荘」の敷地内に春の雪解け時だけに短期間だ
け温泉が湧出する天然の季節限定露天風呂があり、
その風呂が今年は雪解けが早くて、3月末に湧出
したと「たつみ荘」のブログ情報にあったので、
それに入るのが今回の只見川沿いドライブ最大の
楽しみなのだ。
大塩温泉共同浴場の駐車場に車を置いて、「たつ
み荘」さんにご挨拶。無料の露天風呂とはいえ、
「たつみ荘」さんの敷地内にあるので、入浴利用
する時は挨拶しておくのが一応のルール。対応も
良く、気持ち良く入れる。今回は奥会津地方の温
泉情報をまとめた地元発行の冊子「ゆき湯」まで
頂いた。
露天風呂は民宿の建物裏側の只見川沿いにあり、
細く急な道を降りなければならないので注意が必
要。雨の時やあとなどは泥で滑りやすい。
行ってみると、若い男性が一人のんびり入浴中。
挨拶してこちらも入浴。悠揚とした流れの只見川
を見ながらの湯浴みはまさに極楽。しかも、体温
程度の温湯なのでのぼせないし長時間の湯浴みが
出来る。
入っていた男性もすでに1時間半も入っていると
か。この露天はかなり以前に民宿の方が手作りさ
れたもののようで、雪解けの春の時期になると湯
舟の底に開けてある穴から源泉が湧出するもので、
勢いが良い時はかなり吹き上げることもあるそう
だ。天然露天風呂としては湯の良さ、周囲の自然
の状況の良さでは秋田県小坂町の奥奥八九郎温泉
と双璧で、温泉ファン垂涎の湯というところか。
源泉が吹き出る部分はまさにジャグジー状態で、
その辺りに体を持って行くと気持ちの良いことこ
の上無し。湯は薄い笹濁りで基本は少し離れたと
なりにある大塩温泉共同浴場と同じだろう。
晴天の日にタイミング良く入浴できてまったくラ
ッキーだった。あまりの心地良さに、あとから入
って来た人たちとおしゃべりなどしながら、1時
間以上も長湯。隣の大塩温泉共同浴場、さらに金
山町のもうひとつの温泉である滝沢温泉「松の湯」、
湯の花温泉の共同浴場にも入って帰宅しようかと
思っていたが、この季節限定露天風呂のあまりの
気分の良さに、その心地良さを残したまま東京へ
戻ることに。
帰宅途中、只見駅裏にある桜満開の滝神社や只見
ダム、田子倉ダムを見物。只見町から国道289
号線で田島町へ抜け、国道121号線、国道40
0号線で塩原温泉を抜け、国道4号線に出てまっ
すぐに東京へ。途中夕食などして、結局午後10
時半頃帰宅。今回の総走行距離は鳴子温泉と肘折
温泉に宿泊中に雨ばかりでほとんど車で他へ出か
けなかったので距離はそれほどではなく、114
4キロだった。その走行で費消したガソリンは約
80リッター弱だった。
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