09年04月

2009年5月 2日 (土)

南東北湯治主体10日間その26、大塩温泉季節限定露天風呂で素晴らしい湯を堪能して今回の湯巡りを締め

玉梨温泉、湯倉温泉と濃厚な湯が続くと体にはか
なりキツい。次は只見町方面へさらに9キロほど
走るとこれまた極上湯の大塩温泉共同浴場だ。温
めの湯が優しく長湯が出来る湯でかなり御機嫌な
湯だ。

しかし、今回はその共同浴場の横にある民宿「た
つみ荘」の敷地内に春の雪解け時だけに短期間だ
け温泉が湧出する天然の季節限定露天風呂があり、
その風呂が今年は雪解けが早くて、3月末に湧出
したと「たつみ荘」のブログ情報にあった
ので、
それに入るのが今回の只見川沿いドライブ最大の
楽しみなのだ。

大塩温泉共同浴場の駐車場に車を置いて、「たつ
み荘」さんにご挨拶。無料の露天風呂とはいえ、
「たつみ荘」さんの敷地内にあるので、入浴利用
する時は挨拶しておくのが一応のルール。対応も
良く、気持ち良く入れる。今回は奥会津地方の温
泉情報をまとめた地元発行の冊子「ゆき湯」まで
頂いた。

露天風呂は民宿の建物裏側の只見川沿いにあり、
細く急な道を降りなければならないので注意が必
要。雨の時やあとなどは泥で滑りやすい。

行ってみると、若い男性が一人のんびり入浴中。
挨拶してこちらも入浴。悠揚とした流れの只見川
を見ながらの湯浴みはまさに極楽。しかも、体温
程度の温湯なのでのぼせないし長時間の湯浴みが
出来る。

入っていた男性もすでに1時間半も入っていると
か。この露天はかなり以前に民宿の方が手作りさ
れたもののようで、雪解けの春の時期になると湯
舟の底に開けてある穴から源泉が湧出するもので、
勢いが良い時はかなり吹き上げることもあるそう
だ。天然露天風呂としては湯の良さ、周囲の自然
の状況の良さでは秋田県小坂町の奥奥八九郎温泉
と双璧で、温泉ファン垂涎の湯というところか。

源泉が吹き出る部分はまさにジャグジー状態で、
その辺りに体を持って行くと気持ちの良いことこ
の上無し。湯は薄い笹濁りで基本は少し離れたと
なりにある大塩温泉共同浴場と同じだろう。

晴天の日にタイミング良く入浴できてまったくラ
ッキーだった。あまりの心地良さに、あとから入
って来た人たちとおしゃべりなどしながら、1時
間以上も長湯。隣の大塩温泉共同浴場、さらに金
山町のもうひとつの温泉である滝沢温泉「松の湯」、
湯の花温泉の共同浴場にも入って帰宅しようかと
思っていたが、この季節限定露天風呂のあまりの
気分の良さに、その心地良さを残したまま東京へ
戻ることに。

帰宅途中、只見駅裏にある桜満開の滝神社や只見
ダム、田子倉ダムを見物。只見町から国道289
号線で田島町へ抜け、国道121号線、国道40
0号線で塩原温泉を抜け、国道4号線に出てまっ
すぐに東京へ。途中夕食などして、結局午後10
時半頃帰宅。今回の総走行距離は鳴子温泉と肘折
温泉に宿泊中に雨ばかりでほとんど車で他へ出か
けなかったので距離はそれほどではなく、114
4キロだった。その走行で費消したガソリンは約
80リッター弱だった。


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南東北湯治主体10日間その25、湯倉温泉共同浴場

只見川沿いにはいくつかの極上の泉質の温泉が点
在するが、その中で金山町には鄙びの風情が素晴
しい共同浴場が玉梨、八町、川口、湯倉、大塩と
キラ星のように揃う温泉ファンには天国のような
ところ。

玉梨温泉のあとはそれらの中でも泉質の濃厚さで
はダントツの湯倉温泉共同浴場へ。ネット情報で
最近浴舎内がリフォームされたとあったのでその
確認もあった。

湯倉温泉は1軒の温泉旅館とその奥にこの一見す
るとまったく浴舎には見えない倉庫のような共同
浴場が只見川を見下ろす最高の場所にある。

着いたのは午前10時過ぎ。人気もあるのでたい
てい誰かが入浴しているのだが、駐車している車
がない。

浴舎に入ってみると、誰もいない。珍しいことだ。
それに、入ってびっくりしたのが入り口入ってす
ぐの休憩室がピカピカの畳敷きになり、きれいな
椅子まで置いてあり、かつての鄙びと言うよりボ
ロのイメージを一新。

ここは浴室は混浴だが、脱衣所は男女別のよくあ
るパターンだけに、女性にはなかなか厳しい風呂
だ。その浴室も湯舟や床、湯口までがきれいにな
っていて、掛け湯槽まである。しかも、きれいな
湯オケまでいくつか新たに置かれている。

湯は黄褐色に濁り、きつめの甘い塩味でその濃厚
さが見ただけでも実感できる。いつもたいていか
なりの激熱なのだが、新しくなって調整が巧く行
っているのか、わずかに熱めの適温で成分が体に
しみ込んで来るかのような入浴感がある。湯の良
さだけでなく、浴舎を含め素晴しい共同浴場に一
新された。


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南東北湯治主体10日間その24、玉梨温泉共同浴場。八町温泉共同浴場は建て替え工事中

道の駅「柳津」で起床してみると、実に久しぶり
の気持ちの良い快晴。大好きな只見川沿いのドラ
イブも御機嫌に出来そうだ。買い置きしておいた
パンとミルク、野菜ジュースで軽く朝食を済ませ
て午前8時20分柳津を出発、只見町方面へ走り
慣れた国道252号線へ。

20分ほど走ったらJR只見線の「早戸」駅に。車
も停めやすいし、駅の前に広がる只見川の景観も
素晴しいので写真撮影。久しぶりに立ち寄ったの
だが、古い無人駅舎がなくなって、小振りなオシ
ャレな造りのコンクリート駅舎になっていた。ち
ょうどその時に一日に数本しかない列車がやって
来て、“鉄ちゃん”ではないが、つい列車の撮影
を。

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東京へ帰宅の今日は金山町の御機嫌な共同浴場に
いくつか入浴して行くのが目的、とくに3月末に
湯がいつもより早めに湧出したらしい大塩温泉の
季節限定露天風呂に入るのが最大の目的。

その大塩温泉の前にまずは玉梨・八町温泉共同浴
場へ。ドライブも快適に午前9時10分頃到着。
旅館2軒、日帰り温泉施設1カ所、共同浴場2カ
所がある温泉で、泉質と周囲の雰囲気が抜群の場
所。何回も来ているが、共同浴場2カ所の鄙び具
合が最高。

ということで、車を停めて、まずは混浴の八町温
泉へ。川沿いへ降りて行くと、なんとその浴舎が
消えて無いではないか。しかも工事中だ。工事の
人に聞くと、新しい浴舎建築の工事中とかで5月
末頃完成の予定とか。湯舟はそのまま利用するそ
うだ。完成が楽しみで、6月に入った頃にまた来
なければ。

八町温泉共同浴場が駄目なので、川向こうにある
玉梨温泉共同浴場へ。外見はほとんど倉庫にしか
見えないし、存在を知らなければまさか素晴らし
い湯があるとは夢にも思えないのがこの小さな鄙
びの共同浴場。

料金箱に200円以上協力金を入れる無人の共同浴
場。風呂は男女別で、小さなコンクリ作り湯舟の
みのシンプルなもの。清掃されたばかりなのか、
湯が湯舟に半分ほど溜まったばかりの状態。とい
うことは床もまだ濡れてもいないので新鮮な湯が
堪能できる訳だ。源泉は無色だが、湯舟内では笹
濁り、金気味の甘塩味で、鉄分豊富なのか析出物
が赤茶色。まったく最高の湯だ。

周辺の桜もちょうど満開(昨夜の雨と風でかなり
散ってしまったと工事の人が言っていた)で、奥
会津の素晴しさを満喫。


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南東北湯治主体10日間その23、道の駅「喜多方」の「蔵の湯」

東根温泉に30分ほど滞在のあとは国道287号
線に入り、山形空港横を通って、そのまま大江方
面へ。30分ほどして道の駅「大江」に到着。こ
こにも良い湯の温泉施設が二つもあるのだが、東
根温泉で入浴したばかりなので今回はパス。

ちょっと立ち寄ったあと、米沢市内で国道121
号線へ右折して、午後5時半過ぎに道の駅「喜多
方」に到着、肘折温泉から175キロ走行地点。

27日の夜は以前にも車中泊で利用したことのあ
る道の駅「柳津」で車中泊予定だが、その前にひ
げを剃ったりなどきれいにするために道の駅「喜
多方」内になる温泉施設「蔵の湯」で入浴。

循環仕様の温泉だが、設備は良く,きれいなので
必要十分。湯はアルカリ性で意外に肌触りも良い
し、午後5時から入浴料金500円が300円に
なるのでグルーミング用風呂として最適。いつも
込んでいる温泉だが、平日の夕方にもかかわらず
にぎわいを見せていて、駐車場も満杯。露天風呂
もあるし、1時間ほどのんびりと過ごしてすっき
りに。

そのあと、道の駅「柳津」に行く途中の食堂で夕
食を済ませて、午後8時30分過ぎに道の駅「柳
津」に到着、肘折温泉からの走行距離は212キ
ロだった。車中泊の車が7〜8台。酒をちょっと
飲んだりして午後10時過ぎには就寝。

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南東北湯治主体10日間その22、道の駅「村山」の楽しいバイキング。東根温泉「いしの湯」

鳴子温泉に4泊、肘折温泉に3泊の今回の湯治主
体の温泉巡りドライブ旅行もいよいよ終わりあと
は東京へ帰るだけ。

しかし、あまりの雨ばかりの天気続きに最後は晴
れ間のもとドライブして、どこか御機嫌な湯に入
って行きたいって訳で、肘折温泉をチェックアウ
トする27日もあまり良い天気ではなく、天気予
報では28日から晴れ間が続くようなことを言っ
ている。まったく嫌になる。

ということで、27日はどこかの道の駅に車中泊
して、28日は高速道路1000円を利用しないで、
おなじみの大好きなドライブコースであって、御
機嫌な湯が並ぶ只見川沿いを走ってのんびり帰宅
することに。

肘折温泉では出発もゆっくりと午前10時半にチ
ェックアウト。途中、コンビニでミルクなど飲ん
だりして、午前11時45分に国道13号線にあ
る道の駅「村山」に到着。急ぐ訳でもないので、
道の駅内の売店をブラブラしたり、土産物買った
り、ドライブ地図でどこへ寄り道しようかななど
と考えたり、結局昼食も含めて道の駅に2時間ほ
ど滞在してしまった。

ところで、この道の駅「村山」のレストランの食
事がバイキングで安くてなかなかに良いのだ。バ
イキングと言ってもホテルなどのバイキングのよ
うな食い放題ではない。ワンプレートにバイキン
グで並べてある料理(おまんじゅうと小さなプリ
ンまである)を載せるだけ載せる1回切りバイキ
ング。そのワンプレートの皿大が550円、小が
400円と安い。

小食の私は当然のことに400円の皿。ご飯やみ
そ汁(80円)は別料金で、みそ汁だけ別に注文。
400円の小皿でもかなりの量の料理が盛れる。
人によってはてんこ盛りにする人も。400円で
様々な料理が食べられるのでかなりのお得感と満
腹感がある。

腹一杯になり過ぎたので食後は車内でちょっと休
憩してから、道の駅から5キロほど米沢方面に走
った東根温泉へ。

東根温泉は普通の街並の中になかなかに立派な旅
館が点在する温泉だが、温泉街としての風情はゼ
ロ。でも、湯自体は薄い黄褐色透明美しい塩化物
泉でかすかな硫黄臭もある良い湯だ。

立派な旅館もあるのだが、公衆共同浴場が4カ所
ほどある。また、最近旅館小松が日帰り入浴施設
「こまつの湯」を造ったらしく、350円と安く、
朝早くから夜遅くまで営業らしいので行ってみる
ことに。

13号線から東根温泉入り口を左折して、二つ目
の信号を左折してすぐにある。大きな駐車場でき
れいな大きな建物だ。駐車場ががら空きだったの
で「ラッキー」と思って入り口へ行ったら、なん
と無休のはずの施設が行った日に限って営業が午
後3時から、がっくり。

となると、どこか公衆共同浴場だ。以前一度どこ
かに入った記憶があるのだが、忘却。まあ、どこ
でも同じ泉質なので、もっとも古そうな「いしの
湯」へ。「こまつの湯」の駐車場を出てそのまま
米沢方面へまっすぐ行けば間もなく左にあった。

一見というよりまったくの普通の古い民家なので
通過しそうになってしまったほど。入り口のガラ
ス戸に名前があるだけ。民家の玄関そのままで、
入ってもまったく普通の古い家。

声をかけると、左側の住居部分になっているのか
そちらの方から女性が出て来た。料金は200円。
ネット情報では150円だったはずだが値上げに
なったようだ。

玄関から右へ行くと風呂場が。奥には畳敷きの休
憩所があった。脱衣所も浴室もこじんまりとした
もので、建物を含め鄙び度は山奥の湯治宿より高
いほど、というより鄙びではなくボロか。わずか
に漂う湯花など素晴らしい湯が味わえる。200
円で休憩まで出来るんだから文句はない。最初は
誰もいなくて独占していたのだが、ご近所の老人
が数人やってきたので、狭い浴室ではキツいので
退散。次回立ち寄った時には「こまつの湯」のチ
ェックだね。

Murayama


Isinoyu1_2

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2009年5月 1日 (金)

南東北湯治主体10日間その21、肘折温泉「優心の宿観月」

肘折温泉の風呂の日の旅館の湯巡りも9つを回って
そろそろもういいかの気分に。鳴子温泉なら旅館ご
とに泉質がバラエティに富んでいてまったく飽きな
いのだが、基本的にはすべての旅館が共同源泉を使
用している肘折温泉は、いくつかの旅館が独自源泉
を使用していると言っても、それらの泉質も共同源
泉とそれほどの違いもないのでちょっと飽きて来た
し、歩き回って疲れもした。

という訳で、10カ所目の区切りの良い宿はどこに
しようかなと考えていたら、眺めの良い露天風呂に
入っていないなと。しかし、肘折温泉は露天風呂は
ほとんどない。確かまだ日帰り入浴で行ったことの
ない「優心の宿観月」の屋上に眺めの良い露天風呂
があるはずと風呂の日最後の湯として行くことに。

「観月」は温泉街中心部にある湯治宿「賀登屋」の
新館で、その裏側の銅山川沿いにある近代的な5階
建ビルの旅館。

早速行ってみると、なかなかに豪華な雰囲気のロビ
ーで、フロントの女性の対応も好感度大。風呂はエ
レベーターで5階へ。

浴室は男女別内湯とそれに続いて屋上部分に一部屋
根付きで石作りの露天風呂がある。眺め抜群で風に
吹かれて入る風呂はやはり気持ち良い。

内湯と露天風呂も組合源泉の混合泉利用。内湯はタ
イル張りのかなり広い浴室だ。湯は肘折温泉らしい
茶褐色の笹濁りの見慣れたもの。

丸屋旅館の露天風呂は壁に囲まれたものだったが。
ここは開放感いっぱいで気持ち良いことこの上無し。
対応も良かったし、宿泊もしてみたくなった。

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Kangetu3

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南東北湯治主体10日間その20、肘折温泉「丸屋旅館」

肘折温泉のメインとも言える共同浴場「上の湯」
の目の前にある趣のある旅館で、日本秘湯を守る
会の会員宿でもある。表から見ると、かつての湯
治宿を思わせる障子などの部屋になっているが、
どうもそれは外見上のデザインだけを残したよう
で、従業員によると頻繁なリフォームを繰り返し
て現在の形になったとか。

そして、秘湯を守る会の会員にもなって、宿泊料
金もかなり高くなったようで、肘折温泉の旅館の
中でもその料金はちょっと異質なぐらい高額にな
っている。

その高額に合うように館内もかなり凝った造りに
なっていて、いわゆる和風モダンとも言うべきも
の。内部は、外観の木造3階建て風の湯治宿とは
まるで別物のオシャレな旅館で、館内も都会のブ
ランドもの好みの女性なら喜びそうな造り。

風呂は「金山杉の湯」と「檜葉の湯」の2カ所で、
ほかに宿泊客用に貸切風呂がある。風呂は男女入
れ替えをしているようで、檜葉の湯は露天風呂が
ある。今回入浴できたのはその露天風呂付きの方。

浴室もこぎれいだが、温泉自体は他の旅館と同じ
組合源泉だ。さらにここには内湯から出てすぐに
小振りな露天風呂も新設されている。ただ壁に囲
まれて眺めはない。木材をふんだんに使用したピ
カピカの浴室だ。乳頭温泉郷の「妙の湯旅館」的
存在か。

そして、従業員のきれいな女性によると、かつて
主体だった湯治宿泊はやっていないのだとか。肘
折温泉のいわゆる湯治宿泊とは、何日か連泊する
湯治に合わせて、料理も豪華な品数が山のように
出る温泉旅館料理ではなく普段の家庭料理的なも
のを付けて、5000円〜6000円程度のもの
で、山菜など中心のヘルシーなもの。ちょっと前
までは丸屋にもその湯治宿泊があったし、普通宿
泊も他の宿と変わらない価格だったのだが。

肘折温泉では「葉山館」と「元河原湯旅館」が秘
湯を守る会の会員旅館のはずで、その元河原湯も
いわゆる湯治宿泊はない。なんだか、秘湯を守る
会になると、どこもそれまでの宿泊料金がかなり
上昇する(それほど変化していない旅館もあるの
だが)ようで、秘湯を守る会というより、秘湯で
儲ける会になっちゃっているようでもある。とに
かく、湯治が売りの肘折温泉っぽくないのは確か。
日帰り入浴料金は両方とも500円と肘折温泉で
はちょっと高め。肘折温泉では旅館によっては入
浴料金要りませんなんてとこもあるのだが。

土産物屋さんでおシャベリしていたら、この丸屋
旅館の話になり、値段の高さもあってからかリピ
ーターが減り、お客には不倫カップルが多いなん
て噂話まで飛び出た。銀山温泉の藤屋にしてもい
ろいろと噂されるようだしね。まあ、ここまでカ
ネをかけて改装して来ると、湯治宿泊では厳しい
ものもあるが。

Maruya

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南東北湯治主体10日間その19、肘折温泉「大穀屋旅館」

肘折温泉街中心部にある旅館で、元郵便局の右隣
にある新築の立派な建物。最近建て替えたばかり
なのか外見も館内もピカピカの旅館。2階に風呂
はあり、エレベーターで行く。

建物の大きさのイメージとはちょっと違う意外に
こじんまりとした浴室で、脱衣所とも横に長い。
脱衣所には一部カギ付きのロッカーもあリ便利。

浴室は大きな窓に沿って横に長く,岩作りの湯口
にシンプルな湯舟。湯舟の奥のほうに洗い場があ
る。お湯は肘折温泉の共同源泉で、肘折温泉スタ
ンダードの湯で他の旅館のお湯と違いはないが、
ここもお年寄りが多いのか入りやすい温度に調整
されていた。

規模のわりには小ぶりの湯舟だ。湯舟と洗い場が
離れているのもあり落ち着いて湯浴みできる。

きれい好きな人で、湯治宿泊もしたいなら本館若
松屋村井六助やこの大穀屋旅館あたりが良いかも
しれない。私的にはいつ宿泊してもキリッと熱め
の湯が溢れる「ゑびす屋」がお好みだが。

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南東北湯治主体10日間その18、肘折温泉「つたや金兵衛」

肘折温泉中心部にあるつたや金兵衛は「つたや肘
折ホテル」の湯治主体の本館。ちょっと鄙びの趣
が入っている。入浴を頼むと奥の方からおじいさ
んが出て来て、「ここは混浴しかないから、肘折
ホテルの方に行った方が良いよ」と親切にアドバ
イス。

しかし、こちらはこの本館の方の独自源泉使用の
湯舟に浸かりたい旨話すと「それじゃどうぞ」と
いうことに。

浴室は宿の奥の方にあり、内湯のみで混浴。脱衣
所は男女別だが、内部は混浴の湯治宿伝統のスタ
イル。浴室はかなり大きめで、二つの湯舟が湯口
のある大きな岩を間に配置されている。

男性用脱衣所出口前の右側にある湯舟がつたや金
兵衛の独自源泉「松屋源泉」使用。湯舟には湯が
まだ半分にもならない状態で、掃除が済んで、注
入中のようで、肘折温泉では「共同浴場上の湯」
が透明な湯以外では、ほかにない透明な湯舟の底
まで見えるきれいな湯で、湯温がかなり温めで体
温程度(共同源泉と熱交換して加温しているよう
だ)で、熱めの湯が多い肘折温泉で出会うとほっ
とする。

いつまでものんびりと入っていられる優しい湯だ。
ほんのりと薄い塩味がする程度。この湯の優しさ
は肘折温泉のなかでは異色だ。

岩の反対側、女性用脱衣所出口前の左側は組合源
泉使用で、他の旅館の組合源泉利用温泉と共通の
もの。かなり茶色っぽい濁りが強く、湯温も共有
源泉使用の中では一番温めに調整されていた。し
かも肌触りがもっとも滑らかで、アルカリ湯の感
じさえするほど。

湯治主体の宿として、お年寄りなどのことを考え
て、長湯してゆっくり湯浴みできる湯温調整をし
ているのだろう。

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Tutaya2
Tutaya3

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南東北湯治主体10日間その17、肘折温泉「玉乃屋」

肘折温泉街の入り口辺りに位置する。そば屋「寿
屋」と郵便局方面行く橋を渡る手前にある。あま
りオシャレでないペンション風。

玄関を入るとまさにペンション風で、肘折温泉で
はここぐらいの雰囲気かな。こじんまりとした宿
で、パンフレットを見ると、部屋数6室だから肘
折温泉でも小さい方か。

対応してくれたご主人は丁寧で、温泉の説明など
湯を大事にしているのが実感できる。

浴室は玄関の奥に男女別内湯のみ。作りは脱衣所、
浴室の壁がコンクリート打ちっぱなしで、他の旅
館とはかなり異質。全体にこぎれいで清潔感あり、
まさにペンション風だ。

脱衣所から入って左手に2人ぐらいがちょうど良い
湯舟がある。

笹濁りの強めの湯で、シャワーなど洗い場は狭い
ものの設備は整っていて不満はない。部屋数も少
ないからこれで必要十分だろう。今回は入浴しな
かったが、向いにある「五兵エ旅館」も部屋数5
室と小ぶりでこぎれいな雰囲気だし、この2軒は
肘折温泉でも穴場かな。

Tamanoya1_2
Tamanoya2

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