雰囲気ある温泉地小野川温泉の「高砂屋旅館」でまったり
藤三旅館に2泊して東京へ戻る途中でもう1泊するのに
どこが良いかなと、出発前に思案していて、紅葉なら米
沢から裏磐梯に抜ける西吾妻スカイバレーや五色沼など
を見なきゃねということになり、それでは今まで日帰り
入浴だけで宿泊したことのない小野川温泉だということ
に決定。
それならどこの旅館が良いかなとこれまで日帰り入浴で
利用した小野川温泉の旅館を思い浮かべていたら、共同
浴場「尼湯」の左すぐに位置する「高砂屋旅館」が良い
かなと。
昨年日帰り入浴した時に館内の雰囲気などがかなり気に
入っていたのだ。早速ホームページを見てみると、なか
なかよく出来たホームページ。説明も丁寧だ。旅館の人
の人柄を感じさせるものだった。
料金は部屋によって違う。トイレ付きの本館が基本のよ
うで、平日8800円、トイレなしになる旧館が750
0円、新館の部屋に露天風呂付きが11500円となっ
ていた。当然のことに一番安い7500円で予約。料理
の好みも予約の時に注文できるようで、米沢なら鯉料理
がひとつ欲しいなと鯉の甘煮を入れてもらうことに。
チェックインがなんと12時からで、アウトも午前10
時半と実に良心的。早いチェックインをすれば、小野川
温泉のラジウム含有のほのかな硫黄臭漂う、飲めば上品
な薄塩味の美味しい温泉をたっぷりと味わえる訳だ。と
言う訳で、少しでも早くチェックインしたかったが、花
巻から米沢は遠い。国道107号線で横手に出て、国道
13号線を山形市経由でひたすら米沢市へ。午前9時頃
藤三旅館をチェックアウトして、小野川温泉に到着した
のは午後3時ちょっとすぎに。渋滞もなく、途中道の駅
で買い物などしながら快晴の中ご機嫌なドライブだった。
高砂屋旅館は数年前に全面的に改築しただけに、全館清
潔感漂い、オシャレな雰囲気溢れていて、若い女性でも
かなりお気に入りになる旅館だ。玄関には誰でも自由に
使用できる足湯と飲泉場、畳のお休みどころがあり、朝
食の時に出される古代米ご飯を炊くかまど、アンティー
クタンスなどが置かれていて、魅力的な玄関空間となっ
ている。
玄関を上がるとフロントそばにはガラス張りの部屋が。
そこは「血液さらさらルーム」と名付けられ、マイナス
イオンを吸引しながら飲泉休憩ができたり、岩盤浴がで
きたりするコーナーがある宿泊者専用部屋となっている。
13部屋と小振りな旅館としてはかなり凝った設備だ。
泊まった部屋は旧館3階の「ふよう」の間。旧館は4部
屋ある。宿泊した時には9組ほど客があったのだが、旧
館の客は私たちだけで、一番広い4人用の部屋に。部屋
は10畳に広めの縁側があり、かなり広々したきれいな
部屋。共同トイレは洗浄式の最新型で、手洗いも陶磁器
製のオシャレなもので、3階は私たちのみなので、トイ
レも独占使用。共同トイレは他にもあった。
夕食も空いている隣の部屋に用意された。掛けふとんは
フカフカの羽毛布団なのだが、その布団カバーも毎日交
換される気持ち良さ。シーツだけでなく、掛けふとんカ
バーの毎日の交換という配慮は嬉しい。
夕食はカラー刷りのメニューが最初からテーブルに用意
されているのも楽しい。夕食は5品がついたが、いずれ
も美味で大満足。とくに鯉の甘煮が抜群の味で、刺身も
新鮮、豆腐料理も満足。そして、山形名物の芋煮が柔ら
かい米沢牛がたっぷりと入りかなりの美味しさだった。
朝食は大広間で。ラジウム温泉卵をはじめ、釜で炊いた
古代米(もちろん白米もある)、タラの西京漬け、美味
しいお豆腐などこれも満足。
風呂は男女別大浴場と貸切風呂が1つ。小野川温泉は基
本的にどこの旅館も共同浴場も同じ協組4号源泉なるも
のを使用。源泉80度の高温なので旅館ごとに温度管理
が違うだけ。大浴場は湯舟の真ん中に仕切りを設けて微
妙な温度差をつけている。湯は無色透明で、硫黄と言う
か玉子臭がかすかにある。湯には細かい白っぽい湯の花
が少し漂う。内湯からドアを開ければ中庭が見える可愛
い露天風呂が。いずれもちょっと熱めに調整されていて、
源泉の良さをじっくりと味わえる。
宿泊者用の貸切風呂は午前7:00~午後10:00までは
30分間は無料、1時間利用の場合は1,000円で、鍵を借
りて入ることになる。ただし、大浴場が午後11時から
清掃になるので、午後11:00以降は貸し切り風呂が朝
まで開放される。
雰囲気、湯の良さ、料理のおいしさ、清潔感などかなり
満足度の高い旅館で、また宿泊したくなった。しかも、
込み込みで7500円は小野川温泉の他の旅館と比べて
もかなりのお得感がある。この旅館を選択する大きな動
機になったブログがある。そのブログの人は高砂屋旅館
に何回も宿泊するほどのお気に入り。それほどならと今
回選んだのもある。
ところで、今回は利用しなかったが、川向こうにある私
もお好みの何回も利用して来た無料の露天風呂だが、夕
方散歩がてら行ってみたら、入浴料金200円の掲示が。
他の2ヶ所の共同浴場と同じ料金になったようだ。小野
川温泉の町おこしのシンボル的存在として無料が売りだ
っただけにちょっと残念。管理上有料化も仕方ないが。
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コメント
温泉だけこちらのブログにうつっているのは、マネージャーから聞かされて知っていたのですがなかなかお邪魔することができませんでした。やっときてみましたよ。
小野川あたりになってくると、尼湯と無料の露天風呂ぐらいしか利用したことなく、旅館のお風呂のことまでわかりませんでした。
たぶん、来年度は仙台に戻るので、そうすると小野川あたりまでは日帰り圏内かな。
仙台に転勤になるまでは、群馬や長野のお湯を楽しみたいと思っていました。
投稿: ごまちゃん | 2007年11月 4日 (日) 09時21分