東北ぶらぶら気まま温泉一人旅ドライブその14、奥薬研温泉の「かっぱの湯」と「隠れかっぱの湯」で自然の中の湯浴みを楽しむ
恐山の白濁硫黄泉を味わった後は当然のことに薬研温泉
へ行き、無料で入れる混浴露天風呂の「かっぱの湯」と
「隠れかっぱの湯」(これは正式名称ではないようで、
ネット上で使われている名前のようでもある。というよ
り観光案内的には存在していない扱いだ)に入ることに。
25年前に来た時は恐山から薬研温泉に通じる道は砂利
道でいわゆる林道でかなり走りにくく、本当にこの道で
薬研温泉に行けるのかと途中で不安になるほどだった。
しかし、現在では全線完全舗装になり、バスでさえ走れ
る道に。恐山の観光客の多さがもたらしたものだろう。
快調に林の中を走って、薬研温泉に出たら、左折して奥
薬研温泉へ。しばらく走ると左側に大きな駐車場が、さ
らに少し走ると橋の手前にもう一つの駐車場があり、そ
の駐車場右奥に少し行くと「かっぱの湯」が渓流沿いに
ある。
渓流の流れを見ながら入る最高のロケーションで、四万
温泉の今は閉鎖されてしまった「湯の泉」以上の素晴ら
しさだ。階段を少し下りるとすぐに脱衣所が。2カ所に
別れているので男女別になっているようで女性でも利用
しやすそうだ。
かなり大きめの露天風呂で、2〜30人程度入っても問
題なさそうだ。ただ、脱衣のスペースがそんなにないが。
岩作りで、渓流側にはかっぱの像が設置されている。無
料で利用できる露天風呂なのだが、地元の人たちが管理
されているようで、実にきれいだ。とくに特徴のない単
純泉だが、ちょっと熱めで実に気持ちいい。まさに自然
の中の湯浴み。
橋を超えてさらに行くともう一つ「夫婦かっぱの湯」が
あるのだが、そちらはレストハウス経営らしく、しかも
循環しているそうで、それならいいやとパス。もう一つ
の「隠れかっぱの湯」はどこにも案内看板もないし、観
光案内などにも掲載されているのは「かっぱの湯」と
「夫婦かっぱの湯」だけ。しかし、ネットなどでは「隠
れかっぱの湯」として喧伝されているのがあるらしいと
知り、探すことに。
川側で渓流に降りられそうな場所で車を停めてみること
3度目に露天風呂を発見。スノーシェッドとガードレー
ルの切れ目が目印。県道から見ればすぐにわかる。
県道から階段を数段下りると二つの露天風呂が上にタイ
ル張りの四角形の露天風呂、下に岩作りの露天風呂が並
び、周りには簡単なベンチや簀の子が並べられている。
ここも地元の人が管理されているようだが、かつてあっ
たどこかの保養所の風呂の建物が撤去された後、浴槽だ
けが残ったもののようである。詳細はまったくわからな
い。湯は「かっぱの湯」とほぼ同じで、無色無臭透明な
湯が掛け流しになっている。雰囲気は「かっぱの湯」よ
りさらにワイルドでまさに野天風呂感覚。湯温はタイル
張りの方が体にびしっと来る熱さで気持ちいい。しかし、
野天の感覚なのにタイル湯船というギャップがおかしい。
私自身はあまり本当の意味での野天風呂はそれほど好き
という訳でないが、このかっぱふたつは普通の感覚の露
天として入れるのが良い。
岩作りの方はタイル張りの湯が流れ込んでもいて、ちょ
っと温めで、川に近く渓流を間近に眺めながらの長湯に
は最適。しかし、コケなどで滑りやすいので注意が必要。
ただ脱衣所はまったくなく、湯船の周りなどで適当にす
るしかない。また、その脱衣や入浴は道路にいる人から
は丸見えだが。今回はどちらも独占状態で入ることがで
きて、ゆったりのんびりと自然の中の湯浴みを楽しめた。
休日など二つとも混んでいたら入るのは大変だろうな。
管理されている方達に感謝です。
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