北東北方面一人で予定なしのブラブラ温泉巡りドライブその13、アクトバード矢立温泉は成分の濃さから来る独特の強烈な個性
大館方面に走り、国道7号線で右折して碇ヶ関方面
へ。碇ヶ関周辺には昨年宿泊して豪勢な湯量に圧倒
された古遠部温泉や強烈な個性の湯を持つ湯の沢温
泉の3旅館、優しい硫黄泉の日景温泉など魅力溢れ
る温泉ぞろいだが、まだ入ったことのない温泉が矢
立温泉。
国道7号線沿いに赤湯矢立温泉の大きな看板が。そ
こを左折すると50メートルほどですぐに旅館の建
物が右下に見えて来る。車で旅館の玄関まで行ける
ようだが、建物の一部の下をくぐって行く舗装の荒
れた狭い急坂になっているし、すでに時間も午後6
時半で真っ暗だし、玄関前の広さも判らないので、
無理することなく、その急坂の手前に広がる1台だ
け車の停まっていた大きな駐車場に車を停めて、ち
ょっと歩いて玄関へ。
やはりそれで正解だった。玄関への道は異常に荒れ
ているし、玄関前はそれほど広くなく、もし他の車
が2台でも駐車していればバックで急坂を戻る必要
があったからだ。
かなり鄙びが来ている旅館だ。以前は赤湯とよばれ
ていたようだが、今はアクトバード矢立温泉とオシ
ャレな雰囲気の名前になっているが、赤湯矢立温泉
のほうが雰囲気が合っていていいんじゃないのかな。
というのも、300円を払って玄関すぐのところに
入った浴室の湯がまさしく“赤湯”だからだ。脱衣
所から一歩浴室に入るとまるで別世界のような光景
が広がる。
湯舟に満ちる湯はレンガ色で、湯舟の周辺の床も同
じような色に変色し、床は析出物がゴテゴテと畝を
作り、まるで千枚田のようだ。しかも色が赤茶色な
ので溶岩地帯に入り込んだようなのだ。
源泉は32度程度と低く、加温された湯とパイプか
ら注がれている源泉が混合して適温になっている。
含土類鉄泉系のナトリウム・塩化物泉というのか、
湯舟の湯は濁り、パイプから源泉は飲泉出来る。か
なりの塩味で苦みと鉄分などの不思議な味わい。強
烈な見かけと味わいの割には匂いはあまり感じない。
析出物のすごさからも成分濃度は相当なのだろう。
それにしても、この周辺の湯はすごいのがいっぱい
だ。
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