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2007年10月22日 (月)

北東北方面一人で予定なしのブラブラ温泉巡りドライブその22、八甲田周辺の名湯「谷地温泉」にようやく宿泊

谷地温泉は以前2度立ち寄り入浴をしようと寄った
ことがあるのだが、駐車の車のあまりの多さと人の
にぎわいに、ゆっくりと湯浴みなんて出来る訳ない
やと2回とも入浴せずに引き上げたことがある。と
にかく人気宿のようで、とくに霊泉とされる温湯は
30分から1時間ものんびり入るのが良いとされる
ぐらいだからよけい混むのは当然。

というわけで、貸し切りに近い形で湯を味わうには
宿泊するしかないとなった訳だ。9月2日日曜日夕
方とあってか日帰り入浴客がまだまだいっぱいで、
駐車場も入り口も混雑だ。秘湯のイメージが強い温
泉なのだが、酸ヶ湯に劣らないほど賑わっている。
チェックイン受付は入り口入ってすぐに広がるお土
産売り場の奥にこじんまりと。日帰り客と靴を間違
われないように、宿泊客は自分の靴は部屋へ持参す
る方式。本箱のような靴置き場が部屋にある。

ここのように日帰り客も多い旅館では合理的な方式
だろう。以前日帰り入浴を那須温泉でした時に買っ
たばかりのちょっと良い靴を誰かが間違って(間違
うわけないよな、意識的に履き間違えたのだろう)
履いて行って、裸足状態で車に戻ったことがある。
その時はたまたま別の靴が車にあったので良かった
が、しかし頭に来る出来事だった。という訳で人の
靴まで盗むことを考えるヤツがいる訳だ。

宿泊の部屋は自炊棟とされる本館1号室で、受付か
ら宿舎内に入ってすぐの部屋。すぐそばが靴入れが
あって出入りが激しくてちょっとうるさいが、この
自炊棟と言われる本館の1階部分は受付から浴室部
分への通り道になっているので日帰り入浴客の多い
時間帯は廊下を歩く音やシャベリなどがどの部屋も
同じようなうるささなのだ。

自炊部屋といっても半畳分の入り口たたきに畳が5
畳半。真新しい暖房機にリモコン付きテレビ、その
テレビ台として使われているのが金庫などと必要充
分な設備で、部屋の鍵と金庫の鍵は同じキーホルダ
ーに。建物は古いのだろうが、畳や備品は奇麗で、
清掃が行き届いていて好印象だ。混浴大浴場が午後
7時から8時半まで女性専用。そのあと清掃されて、
午後9時からはまた混浴に。その間は女性専用浴室
が男性専用になる。

チェックインしてすぐに行った時の夕方の浴室はび
っくりするほどの満員状態。全面的に木造の浴室は
天井がそれほど高くないため湯気がかなりこもって
いて眼鏡のくもりがすごくなかなか取れない。持ち
込んだカメラの防水袋のレンズ部分もくもりと浴室
内の暗さ、それに人の多さでほとんど写真は撮れな
い。

混浴浴室内には入ってすぐの木の湯貯めにかなり温
い別源泉があり、上がり湯になっている。湯舟は二
つで入り口側が38度ぐらいのかなり温めの湯舟で、
スポーツドリンクのような薄濁り。この温湯の霊泉
とも言われる方は入る場所を探すのも大変なほどの
混みよう。30分から1時間程度こちらの温湯に入
ってから、隣の少し熱めの白濁した硫黄泉の湯に5
分程度入って上がるのが入浴法らしい。それを1日
に2〜4回するのが湯治の基本とか。

なので温湯にいったん入るとなかなか出ない訳で、
ますますこちら側ばかり混んでしまうのだ。で、白
濁の熱湯の方は数人程度。

とりあえず入ってみた温湯はなんだか体中の力が抜
けるような気持ち良さで、体がほのかに温まるだけ
でほてるような感じがなく、これは長湯してしまう。
しかもこの混浴風呂のほうの温湯は湯船の底から湯
がこんこんと湧いている自噴泉風呂だ。贅沢な風呂
なのだ。だから同じよう造りの女性浴室があるにも
かかわらず、女性もこの混浴霊泉に入ってくるのだ。
それにしても、あまりの混みようにさっと入って退
散だ。

夕食後の7時から8時半までは混浴大浴場は女性専
用になるので、夕食後ちょっと休憩してから女性専
用浴室へ。さすがに日帰り入浴客(日帰り入浴は午
前7時から午後9時まやっている)も少なくなった
のか、大浴場よりは湯舟が小さいとは言えゆっくり
と入れ、45分ほどのんびりと浸かった。うとうと
と眠くなってしまうような気持ち良さで、やはりこ
こは宿泊しないと良さは判らないようだ。

混浴大浴場は女性専用の終わったあと清掃などして、
再開は午後9時から。その再開時にまた行ってみた
が、湯の濁りがほとんどなく、透明感が増していて
肌触りもより滑らかに。深夜、翌朝にも湯を堪能し
た。

混浴大浴場と女性専用浴場の間に打たせ湯があり、
2本のパイプで湯が流れている。ここも混浴仕様。
地下の隠れ家のような雰囲気がある。

食事は食堂で。夕食は焼きたてのイワナ塩焼き、イ
ワナの刺身、ダマッコ汁などお好みのものばかりで
美味しく頂けた。従業員の人たちの対応も良く、ま
た宿泊してみたい宿であった。
Yationsen1
Yationsen2
Yationsen3

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