岩手県中心温泉巡りのんびりドライブ旅行9、岩手に来たらやはり国見温泉「石塚旅館」は見逃せない
八幡平周辺の温泉巡りをするとどうしても見逃せない
温泉がある。道の駅「雫石あねっこ」すぐそばの山の
中へ数キロ入った中にある国見温泉だ。5月初旬まで
の冬場は休業の雪深い山の中、秋田駒ヶ岳の登山口で
もある。
なんと言っても国見温泉の特徴は、鮮やかなエメラル
ドグリーンと言うか翡翠のような美しい黄緑色の湯。
まっ白の湯の花が湯船の底にびっしりと堆積しており、
かき混ぜるとバスクリンのような透明感のあった湯が
一気に黄緑色白濁になる様はうっとりするほどだ。
そして、色の美しさとは裏腹なほどの温泉濃度の濃さ。
硫黄の匂いが鼻を刺激し、飲泉してみると玉子味のよ
うな苦みたっぷりの味が口の中に広がる。飲めない人
はまったく飲めないだろうが、私はこの温泉の味が大
好き。苦みがなんだか胃腸に効能高そうだ。
国見温泉には3軒の施設があるが、いつも入浴で利用
するのは元湯旅館である石塚旅館。入浴料金は100
円上がって500円に。昨年秋に入って以来だが、今
回も駐車場は満車状態で人気の高さを伺わせる。
しかし、不思議なのは駐車場がいっぱいでも意外に浴
室に行くと人がいないことがどこの温泉でもよくある
ことで、今回もお気に入りの混浴露天にへ行くと、入
っているのは一人だけで、ほぼ40分間ほどそこにい
たのだが、一人、二人ときただけでのんびりと国見の
湯を堪能できた。
混浴露天の後は内湯の新しい大浴場と以前からある鄙
びた小浴場へ。大浴場は人でいっぱいで、湯もちょっ
となまり気味ですぐに退散。わりにいつも空いている
小浴場へ行くと予想通りガラ空きで、湯も熱めで硫黄
の心地よい匂いが強く、湯の色も奇麗だ。床や浴槽縁
には温泉の析出物がたっぷりと付着堆積していて、棚
田のような不思議な文様を作っている。湯はやはりこ
の小浴場がダントツ。日帰りだと無理して大浴場に行
く必要はない。この石塚旅館は日帰り入浴ばかりの利
用なのだが、一度自炊棟に宿泊してじっくりと浸かっ
てみたい湯である。
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