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2007年12月19日 (水)

鳴子温泉のお気に入りの「東川原湯旅館」で4連泊して、美味しい食事に温泉三昧で極楽湯治

今回の鳴子温泉4連泊は普段の温泉巡りとは基本的
に異なり、持病の頸椎脊柱管狭窄症が寒さもあって
少し悪化したのか首から肩、腕にかけていつも以上
に痛みと痺れがきつくなったための完璧に湯治療養
が目的。

そのため5日間ぐらい一人でのんびりと宿泊宿の湯
を中心に入るだけであとはゴロゴロしているつもり。
そのためにはやはりまず湯が良いのが第一条件。そ
うなると当然に草津温泉あたりになるのだが、最近
行ったばかりだし、違う源泉がいくつか味わえる温
泉地が良いなと考えて鳴子温泉に決定。

4泊する予定だったので、安く利用できないとね。
となると、お気に入りの中では鳴子温泉の東川原湯
旅館が湯、食事、ロケーションも一番。早速出発の
直前にいつものネット宿泊サイトで予約。ポイント
などを勘案すると1泊2食付きが4400円ほどで
確保できた。鳴子温泉郷では素泊まりを多くの宿で
出来るが、それでも1泊素泊まりで4000円程度
はするので、2食付き4400円ほどの料金は超激
安。それに、これまでの宿泊経験からも食事は十分
に美味しいので外食なんか馬鹿らしくなるほどだ。


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あとは交通手段をどうするかだ。いつもは車なのだ
が、痛みなどもあるし、一人だし、また雪の季節で
もあるしで、温泉旅行では初めての激安の高速バス
利用で行くことに。ネットで探してみるとたくさん
の会社があり、出来るだけ安くと探した結果、8日
午後11時半新宿出発仙台駅行き2500円、帰り
が13日午後4時半仙台駅出発午後9時半新宿到着
3000円をネットで即確保。あとは仙台〜鳴子温
泉間をJRで移動するだけだ。東川原湯旅館は鳴子温
泉駅から歩いて5分程度だ。

その4連泊になった東川原湯旅館はこれまで何回か
宿泊したり、日帰り入浴でも何回も利用しているお
気に入りの宿。自炊も出来る歴史ある旅館だが、部
屋はまあ少しくたびれた趣があるが、ごく普通の旅
館。ただ、硫黄泉と芒硝泉と掛け流しの素晴らしい
温泉が2種類楽しめる温泉好きにはご機嫌な旅館。

ただ、硫黄泉のほうは混浴大浴場、小さい家族風呂
とあるのだが、どちらも強力な硫黄成分のために浴
室が相当にボロボロ。鄙びな温泉好きには堪らない
風呂なのだが、駄目な人には駄目だろう。芒硝泉の
ほうはまあ普通の浴室なので、風呂に入れないこと
はないだろうが。風呂は外の寒さの厳しさもあり、
浴室が湯気で充満、写真など撮ってもボケボケ状態。


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家族風呂のほうは湯舟の大きさに対しての湯の投入
量が多いこともあり、熱すぎてちょっと入ってはみ
たが、我慢の限界。という訳で、硫黄泉のほうは混
浴大浴場を堪能。こちらもちょっと熱めだが、かき
混ぜると適温になり、滑らかな肌触りが心地よい。
それにしてもこの大浴場のボロ具合は来るたびに加
速している。国道側のサッシ窓枠なんかいくつか完
全に外れてちょっと危険な状態。あの田中温泉さえ
負けてしまうほどのボロ状態と言うことは鳴子では
一番ってことだ。まあ、それがまた独特の味わいに
もなっているんだけどね。

宿泊した部屋は昨年も1泊したこぎれいな2階の部
屋。洗面台はあるが便所はなし。午後12時過ぎに
チェックイン(ここのチェックイン、アウトともな
んと午後12時の太っ腹)したら、部屋にはすでに
布団が敷かれていて、こたつにファンヒーターも置
かれていた。しかし、部屋には硫黄温泉利用のパイ
プ暖房が入っていて、刺激感の全くない暖かさでポ
カポカ。宿泊中の5日間ファンヒーターは1回も利
用せず、こたつを時々利用した程度。とにかく気持
ち良い暖かさで、喉が渇いたり、肌がカサ付くこと
もない最高の暖房。


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まあ、いつものコトなのだが、平日もあって宿泊客
は少なく、いつ風呂へ行ってもほぼ貸し切り状態で
のんびり湯浴み。あまり長湯せず、一日何回も2種
類の湯に浸かって、部屋に戻って布団でゴロゴロは
まさに極楽。ゴロゴロしていると、元気で優しい女
将さんが部屋まで出来立てのまさしく家庭料理を運
んで来てくれる。

チェックインしてまずしたのは、旅館から歩いて数
分の所にあるウジエスーパーへ行っての買い出し。
買い出しと言っても、芋焼酎に缶ビール、そのため
の適当なつまみ、あとはちょっとチョコレートなど
に、みかん20個ほど。こたつに入っているとやは
りみかんに酒だものね。あとは風呂に入り、ゴロゴ
ロ、酒飲むだけだ。読書と音楽鑑賞は持参のiBook
で何日間でもOKだ。

食事は毎日少しずつの変化があり、部屋まで温かい
状態で持って来てもらえる。宿泊料金からは考えら
れない満足度。家にいると普段はご飯なんてのは夕
食時に茶わん1杯程度しか食べないのだが、温泉地
に来るとなぜか朝食も夕食も2杯弱は食べてしまう。
東川原湯旅館の食事は具沢山のみそ汁が毎回素晴ら
しく、お新香もたっぷり。それに毎日工夫を凝らし
た女将さん手作りの一皿がびっくりするほどの量の
おかずが並ぶ。夕食時には果物も付くし、朝食時に
はヨーグルトかヤクルトも付いて来て文句なし。あ
る日の夕食のみそ汁にはなんとタラの白子が山盛り
に入っていて、それをつまみに酒の美味かったこと。

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とにかく小食の私でなくても量はかなりで、昼食は
ほとんどとらない。私の場合は昼は散歩ついでに軽
くそば程度か宿からすぐにある和菓子屋さん「深瀬」
で鳴子の名物栗だんごを食べるぐらい。今回はその
好きな栗だんごを2回も昼食代わりに食べてしまっ
た。350円で出来立ての温かい甘辛い醤油味のタ
レがたっぷりとかかった栗がまるまる1個入ったと
ろけるようなだんご餅が味わえる。この美味さは他
ではなかなか味わえないものだ。という訳で、ゆっ
くりのんびりと湯治療養が出来た大満足の4連泊。
またすぐにでも行きたくなって来た。

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