肘折温泉3連泊し、宿以外の湯はカルデラ温泉館と野湯・石抱温泉のみのゆったり湯治
東北の温泉地でもかなりお気に入りなのが山間の奥深
くにひっそりと独特の街並を形成する肘折温泉。6月
に北東北温泉巡りを一人でした時にも1泊しているの
だが、またまた行きたくなり、3連泊のんびり湯治。
宿泊したのも6月と同じ「ゑびす屋旅館」で、ネット
で激安予約。料理少なめの湯治宿泊としても、2食付
きで4000円ちょっとは素泊まり並の料金で肘折温
泉の濃厚な湯を堪能出来る訳で文句なし。ゑびす屋の
部屋は湯治宿泊向けということで、肘折温泉の他の宿
の湯治部屋と同じく鍵がかからないのだが、部屋はき
れいで、NHKBSの視聴出来るテレビもあるしで文句は
なし。
肘折温泉は歴史ある温泉地で、湯治主体の宿が多いの
だが、いずれも改装などしていてこぎれいで、夏場は
毎日開かれる朝市があるなど数日滞在しても飽きるこ
ともなく、なかなか居心地の良い温泉である。
湯自体は組合源泉を使用しているので宿によってそれ
ほど顕著な違いがある訳でもないので、今回は昼間は
ドライブに出かけて山形県内をブラブラする他は、宿
の温泉主体にとにかくのんびり湯治に徹した。
宿以外で肘折温泉の温泉に入ったのは、3つある共同
浴場とゑびす屋が管理している野湯の石抱温泉と肘折
温泉から歩いて10分ほどにある黄金温泉にある「カ
ルデラ温泉館」だけ。
「カルデラ温泉館」はかなり大規模な日帰り温泉施設
で、肘折温泉とはちょっと違う炭酸含有泉だというの
が特徴で、料金は350円。時間により男女入れ替え
になる露天風呂もある。入館し廊下を奥に行くとほの
かな照明がされている雰囲気抜群の飲泉所がある。飲
泉と言っても冷泉でかなり冷たい源泉が静かに数本が
流されている。それほど炭酸成分を感じるほどではな
いが、ほのかな炭酸成分が喉に心地良い。
その左側が男性用内湯。この温泉施設は外観も独特の
デザインで雰囲気あるのだが、内湯浴室の作りも素晴
らしいものがあり、手と足の部分浴を楽しめる冷泉施
設もあり、じっくりと湯三昧出来る。肘折温泉に来た
ならぜひ寄りたい施設だ。
肘折温泉に来たときいつも立ち寄ろうと思いながらつ
い面倒くさくて行かなかったのが温泉街から車で5分
ほど、歩いて30分弱の山の中にある野湯・石抱温泉。
ゑびす屋旅館が管理しているもので、石で作った湯舟
の底からも湯が湧出しているまさに天然の露天風呂だ。
今回は肘折温泉に到着した初日にチェックインしてし
てすぐに車で出かけてみた。
温泉街から数分ダートを走って、橋を二つ渡ると行き
止まりとなり、草むらが小さな駐車場状態になってい
て、そこの岩に石抱温泉の名が。そこから山の中に3
0メートルほど入った場所に湯舟が。
数日前に宿の人が清掃したばかりのおかげでわりに奇
麗で、これなら入浴出来る(基本的には野湯はあまり
好みではない)かと思ったとたんに激しい雨になり、
止むかと思ったのだがその気配もなく、仕方なく宿に
引き返し。
結局入ったのは2泊目の翌朝。午前5時過ぎに起床し
て、今回は歩いてぶらぶらと散歩がてらお出かけ。朝
の気持ち良い日差しの中山間の散策は気分良し。思っ
ていたより近くて、25分ほどで到着。早朝で、さす
が誰もいなくて早速脱衣し入浴。少し藻が浮かぶのだ
が気になるほどではない。湯温は体温程度でかなり低
めで、湯舟の外からも湯が注がれるが、湯舟の底から
も湯が湧いているようで、そこら中からブクブクと小
さな泡が出ている。いつまでも入っていられる気持ち
良さだ。夏場は最高だ。虫もいなくてのんびり入って
いたのだが、男性一人が登場。あまり大きくない湯舟
なので他人と一緒ではのんびり出来ない。虫の多い時
期や夏場以外はちょっと厳しいかな。でも、肘折温泉
に来たなら一度は体験するのも良いかも。
あと午前5時半から7時半まで毎日ある朝市も楽しい
し、山形県内の大学生たちが作った提灯が旅館などの
入り口に掲げられる催しなどもあり、温泉街活性化に
も熱心だ。
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