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2008年9月21日 (日)

北東北温泉巡り6泊7日の快走ドライブ旅行その6、鄙びの極致とも言える「板柳旅館」で豊富な湯を贅沢に味わう

車中泊した道の駅「碇ヶ関」で6時半頃起床。窓ガラ
スが露でべったりだったので拭いておく。車体などは
泥で汚れていてもどうでもいいが、窓ガラスだけは安
全のためにピカピカにしておかなくちゃね。買ってお
いたパンなどで軽く朝食して、午前8時15分に道の
駅を出発、

国道7号線から国道339号線経由で午前9時20分
ごろ板柳旅館に到着。最初となりの昔の木造校舎を移
築して利用しているらしい公衆浴場「板柳温泉」の駐
車場へ。板柳旅館の場所が分からないので、駐車場の
近くの家の人に板柳旅館の場所を聞いたら、「そんな
のあったかな。板柳温泉ならそこだけど」と公衆浴場
をさすだけ。仕方なく公衆浴場の裏手へ回ってみたら
あるじゃない。そんなに近くなのにどうして地元住民
が「板柳旅館」を知らないんだよマッタク状態といえ
るほど地元の人も入浴利用もしていない旅館なんでし
ょうね。

板柳温泉の裏手にある広い駐車場でおばあちゃんが草
むしりしていたので、入浴をお願いする。庭はかなり
広いのだが、その奥に存在の板柳旅館の建物は知らな
ければ廃屋ではないかとしか思えないほどのボロボロ
状態。いわゆる鄙びとかじゃなく、まさに崩壊寸前の
ような建物。今は旅館としての宿泊業務はしていなく
て、浴室のみを日帰り入浴客に開放しているだけ。

草むしりしていた優しいおばあちゃんに入浴許可を得
て、車も旅館の駐車場に移動してボロ屋へ攻撃。入浴
料金は400円。公衆浴場の方が設備も整っていて3
50円らしいし、全般的に格安の多い青森としては高
いと言えば言えるが。

玄関に入るとすぐ奥に廊下沿いに左から家族風呂、大
浴場(入り口は男女別だが湯舟はひとつの混浴)、岩
風呂、りんご風呂、角風呂、寝風呂と並んでいる。大
浴場以外はすべて2人でいっぱいの小さな湯舟で形が
わずかに違うだけで、貸し切り利用出来る。りんご風
呂はまさに名前通りに湯舟がリンゴの形で、可愛くて、
アップルパソコンファンならかなりお気に入りに(も
っともアップルファンがここまで遠くの鄙びの温泉に
来るってのはまずないだろうけどね)なるかも。

館内に入ってみると、外見のボロ状態から想像するよ
りはまともなので安心して湯浴みはできる。客は自転
車で来ていた近所のおばちゃん一人しかいなかったの
で、当然にすべての浴室を制覇するつもりだったが、
そのおばちゃんはりんご風呂だけの利用のようで、そ
の脱衣所に荷物をいっぱい置いたまま、女将さんであ
るおばあちゃんとずっとおしゃべり。りんご風呂は入
れないので、おばちゃんに断って、浴室の写真だけ撮
影しておく。

湯は隣の公衆浴場と同じもので、まあ青森の湯に多い
ナトリウム塩化物泉の類いだが、同じ泉質名でも場所
によってまるきり感触が違うのが自然の妙で、それだ
からこそ温泉巡りも楽しい訳だ。

お湯はほんのりと薄緑か茶色にみえるもので、飲むと
この辺りの定番的なうす塩味。源泉がかなり量注がれ
ているので、浸かると気持ち良く湯が溢れて行くのは
贅沢そのものだ。1時間ほどのんびりとすごした。肌
に滑らかな良い湯だ。体を伸ばしてゆったりと過ごせ
るのでやはり大浴場が一番か。

しかし、カランなどの設備も一切ないし、同じ湯なら
普通はやはり公衆浴場(今回利用せず)に行くでしょ
うね。わたしはこちらの板柳旅館のほうがお好みだけ
どね。ただ、いつまで営業されるかな。その点だけが
ちょっぴり心配な鄙びの極致の温泉。

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