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2009年4月24日 (金)

南東北湯治主体10日間その5、湯の良さと過ごしやすい宿としてお気に入りの川渡温泉「高東旅館」で湯三昧。東鳴子温泉の焼き肉屋「八兆」はかなり美味かった

腰椎の脊柱管狭窄症からくる腰の痛みや脚のしび
れなどどうも最近調子悪いので、今回の旅行の主
眼はそのために湯治。とくに痛みなどに効果があ
る感じなのが川渡温泉のキリッと熱めの薄緑色に
濁る美しい色のほのかな硫黄臭漂う炭酸水素塩泉
で、静かな街並も良い。

もう何回も宿泊している「高東旅館」だが、この
時期は旅館からすぐにある湯沢川沿いの桜並木と
江合川川渡大橋そばの菜の花畑が満開で、チェッ
クイン後すぐにカメラ片手に見物へ。桜並木はそ
れほど長くはないが、川の両岸に花をたっぷり咲
かせたサクラが並びなかなかに壮観。

散り始めでちょうど時期もぴったり。この桜並木
は宿泊した部屋からも眺められ、夜はライトアッ
プされて浮かび上がっていた。

桜並木の川堤では下校途中の女子中学生がお菓子
などを並べて優雅にお花見をして、大きな声で話
をしてはゲラゲラと元気に笑っていてのどかその
もの。

その桜並木の川堤を川渡大橋方面へ歩いて行くと、
江合川土手のかなりの面積を占めて黄色い菜の花
畑が広がり、サクラと美しい景観を作っている。

高東旅館は基本素泊まりの湯治宿だが、こぎれい
で清潔、無料で使える電子レンジなどの整った台
所もあり湯三昧するには文句無しの旅館。基本素
泊まり料金は鳴子温泉のほかの湯治宿平均の37
00円ほどだが、布団を持ち込めば2700円ほ
どの激安。こちらは車のトランクにいつも布団一
式(車中泊の時には大活躍)を積んでいるので当
然布団持ち込み。

この旅館にはきれいな運動ルームがあり、自転車
漕ぎやぶら下がり機などいろいろ置いてあり、適
度な運動も楽しめる。ただし、部屋のテレビは1
時間100円式で、あまりテレビを見ない私的に
はどうでもいいのだが、テレビが楽しみな人には
カネがかかるが。

風呂は元々混浴風呂だったのを分割したような造
りで、湯舟ひとつの男性用に比べて、女性用は広
くて、寝湯などいくつかの湯舟があり、女性優遇
の旅館。さらに空いていれば自由にカギをかけて
利用できる家族風呂(一人でももちろん利用可能。
というより、利用が少ないのか濁りのない透明な
激熱の新鮮な湯の時が多く、長椅子など設備も良
くお気に入りの浴室)もあり、湯治宿のイメージ
を一新している。

素泊まりなので、夕食は当然外食などになるのだ
が、初日は鳴子在住のネットのお知り合いがやっ
てきて、日本酒「中山平」2本を持参された。そ
のお礼も兼ねて、一緒に東鳴子温泉の焼肉屋「八
兆」へ。頂いた「中山平」を持ち込んで、おいし
い焼肉で夕食。昼間かなり食べたし、小食でもあ
るので私的には定食でお腹いっぱい状態に。カル
ビ定食1150円はサシがきれいな肉で、かなり
美味い。ナムルなども多く大満足。豚ホルモンも
素晴しかった。牛レバーはちょっと満足度足りな
かったが。ここは以前からネット情報では知って
いたが、初めての店。次回はお腹を空かせてやっ
て来たい。外観からはちょっと入りにくいが、中
は想像以上に広めで、こぎれいだ。川渡温泉に宿
泊すると歩いて行けて酒も飲めるので、「楓林」
という店で焼肉を食べることがこれまで多かった
が、肉が冷凍で味今ひとつ。それに比べ、肉の質
が段違いの「八兆」は焼肉好きなら御機嫌になる
こと請け合い。ただ、自分で車を運転して行くと
なると酒を飲めないのが唯一の欠点。

2泊して、湯に入ったりを繰り返しながらダラダ
ラと過ごすなんとも贅沢な気分。2日目の夜は東
鳴子温泉にある鯉の店「氏家鯉店」でアライと甘
煮を買って酒の摘みにしようかと思って店に行っ
たのだが、その日は夕方から外出とかで予約のみ
で断念。仕方ないので、鳴子温泉と言えばウジエ
スーパーという訳で、鳴子温泉に車を走らせ、ウ
ジエスーパーでいろいろと買い込んで宿の部屋で
酒主体の夕食。

それにしても天気の悪いのが続く。鳴子に来てか
らは初日の夜から雨続きで、ライトアップのサク
ラも見る気起きずで、かなりの雨と風で相当散っ
てしまったようだ。

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