3回の脊椎の手術もあってか、足のシビレや手のシビレがキツ
くて体調今イチで、湯治へ行ってのんびりとしたくなる。8月
のお盆開け、9月に入ってから北東北への湯治へ行こうと思い
ながら体調や天候などいろいろあってなかなか行けず、9月中
旬に福島へ2泊3日のドライブにちょっと行っただけ。福島辺
りだと近すぎてどうもドライブした満足感なし。
という訳で、青森辺りまで走らないとドライブ自体の満足感も
ない。週間天気予報見ていたら、北東北方面が1週間雨予報が
ない。なら行くかと、28日の午後3時過ぎに突然に東京を出
発して、一人ドライブ旅行では毎度の一切の予定なしのその時
の気分次第の湯治主体のドライブ旅行へ。
急ぐ必要もないので、高速道路は当然利用せずで、適当にドラ
イブ楽しみながら28日は午後11時頃に道の駅「喜多の郷」
に到着。ここで車中泊なんだが、7月末に東北湯治ドライブ旅
行した時の車中泊では暑いぐらいだったのに、夜は一気に寒さ
を感じるほどになっていて、しっかりと羽毛布団かけて眠って
しまった。まあ、車中泊では暑いより寒いぐらいのほうが過ご
しやすいけどね。
で、どういうコースを行くかなと寝ながら思案して、結局津軽
方面まで走って適当に温泉入って、東京へ戻る途中でいつもの
ように鳴子温泉でその時の気分で適当に連泊することに決定。
このいい加減さでドライブ旅行出来るのも1年中が休日のメリ
ットだね。
以前なら一日にいくつもの温泉入浴しても、それほど疲れなか
ったのだが、一昨年頸椎、昨年腰椎と立て続けに手術してから
は(10年前の胸椎手術からその傾向あったが)入浴は一日1
〜2回程度ゆっくり入れば良いやになり、ドライブ自体を楽し
むほうが中心になって来た。しかも、走り出すと暗くなるまで
走れるだけ走る感じにドライブ一直線。手のシビレがキツいの
で、最近は写真撮影もシャッター切るのがやりにくくてそれほ
ど撮影もしないしね。
道の駅「喜多の郷」を出発して、一気に青森まで走ることにし
て、国道13号線から角館、鹿角、小坂経由の大好きなコース
に。途中、食事や1時間ちょい「新玉川温泉そよ風」で「まっ
とうな温泉」本使用して入浴して、午後5時過ぎには車中泊予
定の道の駅「碇ヶ関」に到着した。29日の走行距離は396
キロだった。食事や入浴時間除くと実質走行時間は7時間半ぐ
らいだから、巡航速度は相当な速さだね。さすが渋滞なしの東
北だ。夕食は道の駅内のレストランで。福島よりさらに夜はか
なり寒かった。
6月初旬に津軽方面にドライブした時に龍飛崎まで行かなかっ
たので、今回は行くかなと30日の8時前に道の駅「碇ヶ関」
を出発した。その時には青空だったのだが、龍飛崎へ向ってい
るとどんどん雲が厚くなり、天候悪化で、ラジオニュースで
も午後は雨になりそうなことを放送。天候が悪いと龍飛崎は濃
霧になり、行く意味もないので道の駅「十三湖」で結局断念し
て、岩木山麓の温泉を楽しむかと、嶽温泉方面へ南下。
途中激安のスタンド(これまでセルフ給油一切したことがない
ので、当然にフルサービス)があったので、満タン給油したの
だが、1リッター16・9キロの好燃費。相当の速さで走行し
て、渋滞とか一切ないしね。
好きな湯段温泉ではまだ入浴したことのない「時雨庵」がある。
場所が今まで何回も行っているのに分からなかったのだが、一
度食事したことのある食堂のすぐ裏にあった。昼食をその食堂
で取る予定だったのが、お休みでブラブラしてみたら見つける
ことができた。
湯段温泉は4軒の旅館があるのだが、一番老舗の「長兵衛旅館」
が廃業して、宿泊できるのは「ゆだんの宿」一軒だけで、あと
の2軒は日帰り入浴だけになって、寂れ度が進んでいる。
「時雨庵」はその湯段温泉のちょっと手前(と言っても歩いて数
分ほど)の別荘地みたいな場所にある。お花教室やっているら
しい女性一人で経営のまさに普通の民家だが、わりにこぎれいだ。
日帰り入浴300円。風呂は大小二つあるが、大浴場のほうだけ
に湯が張られていた。宿の規模のわりにちょい大きめの浴室で、
湯段温泉の旅館の風呂よりも立派だ。泉質は湯段温泉そのもので
あり、大好きな奥会津の大塩温泉あたりと類似の湯で、わりに深
めの湯舟に溢れる。小浴場には湯が張られていなかった。
ここに着いたあたりから土砂降りに。まあ、天気予報なんて当て
にならないってことで。ここで入浴後は車で2分ほど嶽温泉へ。
ここも大きな露天風呂がある「山楽」が最近廃業したんだよね。
青森は碇ヶ関の湯の沢温泉3軒全てがここ数年で廃業とか温泉好
きには寂しい現象が続いている。さらにその湯の沢温泉すぐ近く
の秋田県の日景温泉が今年8月末で廃業だし、さらにネット情報
では「矢立赤湯」も休業が続いているとかで碇ヶ関近辺の温泉が
一気に崩壊状態だ。
日本全国どこの温泉地も一部を除いては厳しい経営状態だが、素
晴しい湯の歴史ある温泉が消えて行くのは哀しすぎるよね。なん
とか再建できる方法はないものかね。まあ、できるだけ温泉地へ
行き、少しでもお金を落とすしかないか。
嘆いていても仕方ないが、嶽温泉では昼飯(旅館=風呂は良いん
だけどね=経営の食堂でテンプラそば食べたんだけど、カップ麺
のほうがましなほど不味すぎ。もう少し頑張らなきゃね)食べて、
「山のホテル」で日帰り入浴。湯段温泉とは全く違う白濁の硫黄
泉を堪能。ここは嶽温泉では頑張っているほうかな。
あとは久しぶりに平川町の温泉ファンには有名な銭湯「新屋温泉」
に入浴することにして、30日も道の駅「碇ヶ関」で車中泊する
ことに。青森の温泉巡りを続けても良いのだが、ちょっと疲れて
来たので、八幡平周辺・乳頭温泉当りの温泉巡りして鳴子温泉で
連泊してのんびり湯治だと嶽温泉から毎度おなじみの高東旅館に
電話して、10月2日からの4連泊をとりあえず予約した。
「山のホテル」入浴後はアップルロード経由で、新屋温泉へ。午
後4時20分に到着して、午後5時10分までゆっくりと入浴、
350円。ここは数回目の入浴だが、薄緑色のほのかにオイル臭
漂う美しい湯が気持ち良い。珍しくほぼ独占で楽しめた。そのあ
とは車で30分弱の道の駅「碇ヶ関」へ。ここで2連車中泊。
10月1日は気持ち良く晴れて、国道7号、282号、341号
で午前9時過ぎには「ふけの湯温泉」到着。ここは噴煙吹くガレ
場にある露天風呂がご機嫌なのだが、そのひとつの混浴露天は冷
たすぎて入れずで、その横に新設されていた桶風呂で野湯を楽し
んだ。
「ふけの湯」のあとは乳頭温泉などで入浴するつもりだったが、
何度も入っているのもあるし、なんだか面倒くさくなり、ふけの
湯から高東旅館に電話して、1日の宿泊もすることに。
そのために、ふけの湯を10時半頃離れて、大曲方面から国道1
3号、国道108号経由で午後3時半頃に高東旅館到着。途中5
連泊用に酒や食い物をたんまり仕込んだ。道の駅「十文字」で買
ったぶどうは安くて美味だった。鳴子で湯治中毎日大きな葡萄の
房を1房ずつ食べていた。
高東にチェックインする前に、まずは東鳴子にある氏家鯉店で4
日分のコイセット(鯉の甘煮とアライの極旨セットで激安の50
0円)をいつものように予約しておく。高東旅館に連泊中は毎夕
食はほぼ焼き肉「八兆」だが。今回は貸し切り日もあったりで、
結局3日間通っただけになった。
高東ではお好み泉質の湯に一日に何回も入り、ゴロゴロするだけ
のまさにのんびり湯治三昧。夕食に八兆へ車で出かけない日には
昼間から酒飲んでの温泉三昧。
そんなことしている間に株式市場は大暴落していて、持ち株評価
額もガクンと減少していたんだが、まあ上下するのが株式なんで
仕方ないよね。投資資金のうちキャッシュポジションが80%近
いんでまあ良いってとこか。
ところで、その5連泊中に台風18号来襲で、チェックアウト予
定の6日には宮城方面でその日は天候荒れるとか天気予報で言っ
ているので、わざわざそんな日にドライブすることもないわなと
延泊に。結局6連泊することになってしまった。
まあその延泊は正解だったわけで、7日は台風一過の快晴で、快
適にドライブできた。7日はいつものように大好きな只見川沿い
の国道252号を走って帰宅なので、その日は最近連続して車中
泊しているお気に入りの道の駅「金山」でまたまた車中泊して、
ゆっくりと東京へ戻ることに。午後5時前には道の駅「金山」に
到着して、きれいな休憩室でネット三昧。ここは休憩室で無料無
線LANが快適に24時間使用できるのだ。でも、株価チェックし
てがっくりだったけどね。
この道の駅「金山」の情報テレビで入浴して行こうかと思ってい
た共同浴場「湯倉温泉」が改築中とかで入れないと判るし、大塩
温泉も改築中だし、玉梨温泉も改築中とか情報出ているし、前回
は八町温泉は入ったばかりだしで、結局一気に入浴欲消滅して、
一気に東京へ早めに戻ることに。途中で、大塩温泉の状況を見て
みたが、完全に施設は撤去され、工事中だった。結局、只見、南
会津、塩原経由で午後3時40分過ぎには帰宅してしまった。今
回の総走行距離は1710キロほどに。雨も短時間だけだったし、
楽しいドライブ旅行が出来た。
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