長野県

2007年10月22日 (月)

フルムーングリーンパス12日間用を使用しての全国ダラダラ旅行4日目。長野市善光寺参りでそばを食べ、軽井沢アウトレットへ行き日帰り

27日は午後になって上野駅から新幹線「あさま」の

グリーンに乗ってまずは長野市へ。善光寺参りをちょ
っとして、参道にあるそば粉100%のそばを食べて、
軽井沢にあるアウトレットモールへちょっと買い物に。
どうも天候が27日も悪くて、軽井沢駅に到着して軽
井沢散策しようと思っていたが、数メートル先も見え
ないほどの濃霧で寒さもかなり。街散策は中止してア
ウトレットモールでの買い物だけに。通路は屋根付き
なので雨も大丈夫なのだが、あまりの寒さに早めに東
京へ戻ることに。そばを食べに新幹線グリーンを利用
したような贅沢旅行に。

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久しぶりに渋温泉の共同浴場巡りを宿泊してのんびりと楽しむ

草津温泉に宿泊して、白根山の湯釜や弓池散策など楽
しんで、志賀高原の紅葉見物をした10日は渋温泉に
初めて宿泊。渋温泉にはそれぞれ源泉が違う共同浴場
が小さな温泉街に9カ所もあり、温泉好きには楽しい
温泉街。以前は駐車場で駐車料金以外に300円出し
て湯巡り手ぬぐいを買えば、日帰り客でも共同浴場
(各浴場はキーがかかっている)の鍵を借りて、湯巡
りを出来たのだが、今年に入ってから日帰り入浴は一
番大きな「大湯」のみが500円の入浴料金で入浴可
能に変更され、入る時にも関係者に錠を開けて貰うシ
ステムになった。

つまりはすべての共同浴場湯巡りをするなら宿泊する
しかなくなった訳だ。というわけで、志賀高原紅葉見
物するから久しぶりに共同浴場巡りをしてみるかと、
宿泊することに。ただし、渋温泉に宿泊するには温泉
街がかなり狭いため駐車場事情が極端に悪い。宿によ
っては渋の有料駐車場に自己負担で駐車する所もある
ほど。そこで、駐車場がしっかりあり、素泊まりでも
安い宿はないかと探していたら、専用駐車場を持ち、
素泊まりで一人2500円弱という宿を激安予約サイ
トで確保。泊った宿は「金喜ホテル」なるちょっと古
びた趣の家族経営の宿。確かにちょっと古いが、エレ
ベーターもあるし、ちょっと大きめの男女別内湯に家
族風呂もあり、部屋も10畳ほどの広さに手洗いもあ
り問題なし。ただトイレは共同。

共同浴場の鍵を借りてのんびりと9カ所の共同浴場巡
りを楽しめた。これまで数年前に2回湯巡りを楽しん
で手ぬぐいにスタンプも押したので、今回は面倒くさ
いのもあり手ぬぐいスタンプ押しはなしに。

浴衣姿で湯巡りを楽しんでいる人もちらほらいたが、
平日もあってかどこの共同浴場も独占状態で楽しめた。
渋温泉の共同浴場はそれぞれ源泉が違うと言っても基
本的には無色無臭の透明湯で、源泉はかなり熱いので
加水調整されている。ほとんどの湯船では投入口にあ
る木の板を動かして湯の投入量を調整する。湯の特徴
が一番あるのは9番湯の「大湯」で、鉄分も豊富そう
な茶褐色の濁り湯で、浴室もかなり大きく、蒸し風呂
も付属している。あとは6番湯「目洗いの湯」が湯船
も大きめで木造の雰囲気も良く、卵のような白い湯花
が透明な湯の中に舞い浴感もお気に入りの一つだ。作
りが一番新しいのは5番湯「松の湯」のようで、室内
も明るく、脱衣所も奇麗で床暖房になっているようで
気持ち良い。

まず1番湯「初湯」は木造の洗い場と湯船が雰囲気あ
り、胃腸に良く効く胃腸の湯とか。2番湯「笹の湯」
はがらりと変わって洗い場や湯船に木をまったく使用
していない共同浴場とは思えない作り。しっしんなど
に効能が高いといわれる。3番湯「綿の湯」はちょっ
と小さめの石作りの湯船で、切り傷などに効き目あり。
この3つは温泉街の下手の方に3番湯、2番湯、1番
湯とわずかの距離を置いて並んでいる。
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4番湯「竹の湯」と5番湯「松の湯」は温泉街の上手
のわりに小さめの旅館が並ぶ一角にあり、観光客が一
番少なく、地元の人たちの利用が多いようだ。「竹の
湯」は地獄湯からの引湯で、木造の湯船、洗い場がい
い味わいを出していて、通風に効果ありとか。「松の
湯」は「竹の湯」とはがらりと雰囲気が変わり、タイ
ル張りの湯船と洗い場が明るい雰囲気を出していて、
わりにお好み。神経痛や術後回復にいいとか。6番湯
「目洗いの湯」は「大湯」のすぐ近くで、温泉街のメ
インルートにも面する場所にもありわりに客も多い。
大きめの木造の湯船と洗い場が気持ちよく、美人の湯
ともいわれる。9つの中では一番のお気に入り。
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7番湯「七操湯」と8番湯「神明滝の湯」はメインル
ートでも温泉街の上手のわりに静かな場所にあるため
観光客も少ない。7番湯はタイル張りが清潔感あり、
7つの病気に効くとか。8番湯は間口がかなり狭く、
湯船と洗い場は木造だが、洗い場はほとんどないほど。
婦人病に効くといわれ、別名は子宝の湯。9番湯「大
湯」は温泉街の真ん中、老舗旅館が並ぶ一角にあり、
一番にぎわうところ。足湯も設置されていて、湯船も
大きく、総仕上げの湯と言われ、万病に効くとか。茶
褐色の湯はほかの湯とはまったく違うのも人気のある
所で、ここだけに入る人も多いようだ。
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このような共同浴場の湯巡りが宿泊しないと出来なく
なったのはちょっと残念だが、マナーの悪い客も多か
ったようだし、こういう形になるのも仕方ないのか。

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紅葉見物のはずの志賀高原は期待はずれ。ほたる温泉で無料露天風呂「長寿乃湯」に入浴

9日から11日にかけて2泊3日で志賀高原の紅葉見
物をメインに草津温泉と渋温泉に宿泊して温泉どっぷ
りのドライブをして来たが、ネット上ではちょうど紅
葉がピークとなっていた志賀高原の紅葉はほとんど期
待はずれもいいとこで観光サイドの客寄せ情報にまん
まと騙された気分。草津温泉は紅葉が始まったような
ことが書かれていたが、ほとんどなし。まあそれはそ
れでいい。草津は温泉に入ることだけが目的だから。

しかし、志賀高原はどこが紅葉かと言えるような状態
で、ピークなんて情報はまるで嘘。それより、あれが
志賀高原のいわゆる紅葉なのかもしれない。冴えない
赤茶けた葉がほとんどで、黄葉が多いようだ。しかし、
黄葉なら全山それで埋め尽くされるような尾瀬が最高
だし、志賀高原はやはりスキーだけの草津温泉から長
野方面へ通過するためだけの道のようだ。ただ、めっ
たにないほどの快晴だったので、久しぶりに見る湯釜
や弓池の散策は良かったけどね。

紅葉と言えばやはりモミジに限る。あの真っ赤に色づ
く独特の葉型の醸し出す雰囲気はほかの葉の紅葉では
太刀打ちできない。そのモミジの紅葉と言うとやはり
京都が最高。実家が京都だけに小さい頃から京都のモ
ミジの紅葉は見慣れて来たせいか、その良さを実感で
きなかったが、東京に住んでから東北、日光など様々
な紅葉を見て来たが、やはり京都に匹敵するのはない。
あの東福寺をはじめとする11月下旬からの紅葉の素
晴らしさを今回紅葉時期と言われる時に行ってみた志
賀高原の寂しい紅葉ぶりで改めて実感した。紅葉の良
さを満喫できるのは京都の寺院の紅葉のように紅葉そ
のものを意識して造った人工的なもののようだ。京都
の紅葉は木々の一本一本が自己主張しながら、建築物
や石庭と鮮やかな対比の美を作り出す一種の芸術品。
その個別の美がさらに集まることでより鮮やかな美へ
昇華している。
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しかし、大好きな温泉鳴子温泉の鳴子峡の紅葉や栗駒
の紅葉、北海道大沼公園の紅葉などにしてもそれは自
然の木々が織りなす絨毯的な群像美。遠くから眺める
と確かに美しいのだが近くに寄って見ると個別の美は
あまりなく物足りない感が残る。志賀高原にしてもわ
ざわざ紅葉見物などと意識したのがいけないのだ。自
然の中をドライブする分には最高に気分いいのだから。
そして温泉に入る。それだけで十分なのだ。今回はや
はり紅葉目当ての人が多かったのか、今回走行した草
津志賀道路は白根山駐車場まではかなりの渋滞で、と
くに国道145号線から草津温泉へ行く国道292号
線に入ったとたんにこれまでに体験したことのない激
混み、まったく動かなくなってしまった。仕方なくい
ったん国道145号線に戻り、野尻湖へ行く道から草
津温泉へ。こちらのほうはまったく車も走っていなく
てスイスイ。平日でも紅葉ピークなどの情報がある時
は草津温泉のような大観光地はやはりメインルートで
行くのは駄目というのがよくわかった。

9日に泊った草津温泉では宿屋の湯と共同浴場を4カ
所ほど湯巡り、草津の濃厚な湯をたっぷりと味わい、
10日は素晴らしい快晴だったので万座高原ホテルで
またまた自遊人の無料パスポート使用で大露天風呂を
楽しめた。

志賀高原ではほたる温泉にある志賀プリンスホテルが
好意で開放している無料の露天風呂「長寿乃湯」に入
浴。ホテルのすぐ横に設置されている男女別の簡単な
屋根付きの露天風呂で、すでに10年ほどが経つよう。
浴槽は4人程度の入れるポリ浴槽で、床は木。単純硫
黄泉のようだが、湯花もなく無色無臭で特徴はあまり
ないが、掛け流し。すぐ近くにあるほたる温泉大噴泉
からの引き湯とか。湯温もちょうど良く、のんびりで
きる。近く改築予定もあるようで志しの入れ物もあっ
た。これだけの温泉を開放してくださるプリンスホテ
ル(例のプリンスホテルチェーンとは関係ないようだ)
さんに感謝。
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群馬・長野のんびり温泉ドライブ6、七味温泉「山王荘」で贅沢湯浴みを締め

七味温泉での「自遊人」無料パスポート利用の湯浴み次
の旅館は3軒の旅館が並ぶ最深部の「山王荘」だ。玄関
部分は改築されたのかかなりのオシャレな雰囲気が漂う。
しかし、増築を重ねた旅館らしく内部は古めかしい部分
も。左側の旧館建物部分などは湯治主体のような雰囲気
がある。
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風呂はロビーから左の奥へ行ったところ。ここは日帰り
入浴が午前8時から午後8時まで受け付けており、七味
温泉を味わいたいときには便利な旅館か。風呂場は思っ
たより新しくきれい。雰囲気のある内湯からは階段を1
0段ほど下りた渓谷を望む場所に円形の岩作りの露天風
呂が。
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湯自体の泉質は「紅葉館」とほぼ同じで、露天もちょっと
熱めで気持ちいい。最初は宿泊していた方が二人ほど入っ
ていたが、しばらくして部屋に戻ってしまい、あとはまた
また貸し切り状態で贅沢な時間をたっぷりと過ごせた。白
濁硫黄泉だが、意外に七味温泉の湯はあっさりとしていて
疲れない。湯上がり後もさっぱりとして爽やかだ。紅葉時
期はさぞ素晴らしいと思えるロケーションで、高山村温泉
郷のどこかに泊ってのんびりと湯巡りをしたい温泉だ。こ
れで「自遊人」無料パスポート使用で入浴した旅館は14
カ所に。まったく感謝しかない「自遊人」と旅館さまです。

七味温泉をあとにしたのは午後5時頃。菅平から嬬恋村、
中之条町へ出て、そのまま来た道を東京へ。途中夕食など
しながら自宅に着いたのは午前0時過ぎに。

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群馬・長野のんびり温泉ドライブ5、七味温泉「紅葉館」で白濁硫黄泉を貸し切り状態

長野県の温泉は東京からだとどうも道が混みそうで敬遠
気味。これまで行ったのは野沢温泉、湯田中温泉、渋温
泉、下諏訪温泉、上諏訪温泉、別所温泉ぐらい。前から
五色とか七味とかなんだか興味津々の名前の温泉がある
ので一度行きたいなと思っていた。「自遊人」無料パス
ポートに七味温泉の旅館が2軒も入っていたので草津温
泉に宿泊したのを機にちょっと回り道して行ってみるこ
とに。

草津温泉からは湯田中・渋を経由して小布施の先から県
道66号線に左折して15キロほど。草津からは75キ
ロほどだった。意外に近い。道もほとんどが2車線で途
中蕨温泉、山田温泉、五色温泉などを通過していくので
まさに温泉街道。その道の一番奥にあるのが七味温泉。
旅館が3軒に日帰り施設が1軒ある。

今回はそのうち「紅葉館」と「山王荘」が無料利用でき
る。メイン道路から1キロほど下ったところにバス停が
あり、そのそばに駐車場が。その先の細い橋を渡ったと
ころに3軒の旅館があり、それぞれにも駐車場はもちろ
んあるが、バス停駐車場から橋を渡って歩いても3軒そ
れぞれは数分だ。

まずは橋を渡ってすぐ右にあるのが「紅葉館」で、日帰
り利用時間が午前10時から午後4時まで。すでに午後
3時半近くになっていたのでまずはこちらから入浴。鄙
びとまでは行かないがちょっと古びた旅館。売りは洞窟
露天なるものだが、日帰り時間帯はそれは女性用。内湯
から露天へ行く途中が洞窟風の露天風呂になっているら
しい。
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男性用に行ってみると誰もいなくて独占。思った以上に
こぎれいだ。内湯は木造の3〜4人程度が入れる小ぶり
な湯船。熱めの湯が掛け流しされ、細かい白い粒状の湯
の花が多量にあって奇麗に白濁。湯の感触は肌に優しく、
あっさりとしたもので、日光湯元の湯を薄くした感じ。

戸を開けると眺めのいい内湯の倍ぐらいの広さの岩造り
の露天が。こちらは内湯より湯温が少し温く、長湯が出
来る。気持ちいい硫黄の匂いに山の眺めで極上の湯浴み。
入っている30分の間も貸し切り状態でここでも大満足。
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群馬・長野のんびり温泉ドライブ4、角間温泉共同浴場「新田の湯」「滝の湯」「大湯」で贅沢湯浴み

8日金曜の夜は夜遅くから深夜まで雨が降っていたの
だが、開けて9日はチェックアウトする頃には晴れ間
が広がり、ドライブ日和に。9日は長野県高山村の七
味温泉に入るのが目的なので、草津から昨日万座温泉
で入浴し往復した志賀草津道路をまたまた長野方面目
指して走ることになった。霧が相当深い時もあったが、
長野県側に出るとほぼ快晴に。途中湿原や池などをぶ
らぶら散策しながら、午後12時過ぎには渋・湯田中
温泉郷のなかでもあまり知られていない角間温泉に到
着した。
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角間温泉はオリンピック道路の佐野角間インターチェン
ジで降りて、湯田中方面とは反対の川向こうの左側へ。
1キロほどリンゴ畑が並ぶ道を進むと突然数軒の雰囲気
のある旅館が並ぶ一角に着く。そこが角間温泉で、旅館
5軒ほどの小さな温泉だが、そこになんと3軒も共同浴
場があるのだ。下の方から「新田の湯」「滝の湯」「大
湯」で、大湯を囲むようにして5軒ほどの旅館が並ぶ。
共同浴場には「地元民、宿泊者以外は利用お断り」と書
かれているが、大湯横の雑貨店で駐車料金300円を払
うと共同浴場の共用キーを貸してもらえる。そのキーが
木(その中に電子チップが埋め込まれているとかの話も)
で出来たなんとも素朴なかわいい形。
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先ずは大湯から100メートルほど下った住宅の中に
ぽつんとたたずむ「新田の湯」へ。道路からすぐの入
り口を入るとそこがもう脱衣所。棚だけのシンプルな
脱衣所と一体化した四角のコンクリート湯船に透明な
湯が溢れている。湯は石膏食塩泉、まあいわゆる単純
泉でかすかなほんとうに微妙な塩気があるのを感じら
れる程度で、それほど特徴のある湯ではないが、体に
びしっと来る感触はたまらない。ここは造りも素朴で
3軒の中では一番生活と密着した感じ。それを独り占
めで堪能、もう極楽です。渋温泉などを見下ろす高台
にあるため車の音もせずのんびりとできます。
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その「新田の湯」から少し大湯方面に坂を上って行くと
今度は少し造りの立派な「滝の湯」がある。こちらは典
型的な湯屋造り。中は角間の共同浴場に共通する脱衣場
と浴室一体の構造。しかし、ここは奥の壁一面が立派な
岩作りになっていて、そこから打たせ湯もあって共同浴
場とは思えない造り。ここも「新田の湯」と同じ程度に
熱くて、長くは入浴していることは出来ない。入浴する
だけでも我慢我慢なのに打たせ湯はちょっと怖くて敬遠。
それにしてもいい雰囲気です。
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次はちょっと休憩して一番奥にある「大湯」へ。そのちょ
っと手前の坂を右に行ったところで子づれのお母さんとお
ばあちゃんがタンクになんだか湯を汲んでいる。立て看板
には「お湯くみ場」と書いてある。おばあちゃんによると、
アトピーに効くそうで、車で湯を汲みに来るそう。この湯
も組合管理なので、大湯横の雑貨店に許諾を貰うのだとか。
そこからさらに坂を上ると、横山大観が別荘に使った「嶽
心荘」があった。茅葺きの趣のある建物で、現在は安代温
泉安代館の別館として利用されているようだ。そのほかに
大湯の先をちょっと行った左側には林芙美子文学館がある。
成瀬巳喜男監督の「浮雲」「めし」「妻」「晩菊」などこ
の作家の作品を原作にした映画は見ているのに、小説を1
冊もこれまで読んだこともなく、あまり興味わかず、時間
もあまりなくて中の見学はしなかったが、林芙美子が戦争
末期に1年ちょっと疎開先に借りていた建物を利用してい
るようだ。入り口へ行く庭園部分が花がいっぱいでなかな
か雰囲気は良かったが。
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まあ、それより温泉だと3番目の「大湯」へ突入。正面
から見るとそこが入り口のように見えるが、実はそこを
入ると洗濯などに住民が利用する所。実際の温泉入り口
は左側に回ったところ。さすが3軒の中では造りも立派
で、脱衣所から段差を大きく付けた浴室部分の洗い場も
奇麗なタイル張りだ。湯温は3カ所の中では低く、ちょ
うどいい湯加減でのんびりと浸かっていられた。
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土曜日の昼間1時間半ほどぶらぶらしていたが、その間
にほかの入浴客もまったくなく、3軒の共同浴場を独占
状態で入れる実に贅沢な時間を過ごすことが出来た。こ
こはかなりのお気に入りになった。次来る時は旅館の湯
も味わいたいものだ。

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