自遊人温泉パス使い始めその2、四万温泉の「四万たむら」で温泉三昧
四万温泉は草津と並ぶ群馬の代表的な温泉地。草津の
にぎわいとはまったく違うどこか懐かしい故郷の味わ
いが残る静かな温泉地で、湯も草津の強烈な酸性泉と
はまるで違う肌に優しい単純泉。泉質は法師温泉と似
た感じだが、四万の湯は薄っらと塩味があり、飲んで
もとても美味しい。とにかく四万の山に囲まれた静か
な雰囲気の中で入る湯は最高で、これまで何回通った
ことか。
四万では午前9時から午後3時までは3カ所ある清潔
な共同浴場と川の側の混浴露天風呂が寸志で利用でき、
湯も極上なのでたいていはそれらを利用するのが基本。
宿泊は法師温泉長寿館の法師乃湯の建物と並ぶ素晴ら
しい元禄の湯がある積善館と決まっている。
四万温泉で積善館と並ぶ代表的な旅館が「四万たむら」
で、もっとも四万で大規模な旅館。いくつもの湯舟が
あり温泉三昧が楽しめるようなのだが、日帰り入浴料
金が貧乏人の私にはあまりに高額な1680円。とい
うわけで、これまで敬して遠ざけていたが、それが無
料で入浴できるのだから感謝の心で入浴です。
たむらというと写真で良く出てくるのが「露天風呂森
のこだま」なのだが、清掃中で利用は午後2時から。
入館したのは午前11時過ぎで、日帰りは午後3時ま
で。とにかく利用できる浴室から入浴しようと入浴開
始。玄関で靴を預けて、番号札をもらう。
まずは大浴場の「甍の湯」へ。場所はロビーからエレ
ベーターで地下3階で降りれば男性用で、地下2階で
降りれば女性用。脱衣所も大きく清潔で、カギをかけ
られる貴重品入れもある。かなり大きな浴室で天井も
高いと言うか、吹き抜けで上部の女性用浴室からは男
性用浴室を見渡すことができる構造。豊富な湯がかけ
流しで気持ち良い。入り口手前にある小さめの湯舟は
湯温がちょっと熱め。大きなガラス窓を開けて外へ出
れば、川のすぐ側に露天風呂の竜宮がある。ここは二
つの岩造りの露天風呂があるが、基本的には混浴のよ
うで、一つは水着着用も可能。男性浴室の真ん前で女
性には厳しいかな。
大浴場でのんびりして、次は岩根の湯へ。ごく普通の
タイル張りの小さめの浴室で、打たせ湯もあるが、と
くに特徴のある浴室でないのでガラ空き。湯自体は基
本的にはどの浴室も同じなので穴場かも。
たむらは湯上がり後に座る椅子がかなりあるので便利
だし、日帰り客用に大広間が1室開放されているので
そこで休憩することも出来てのんびり温泉三昧ができ
るので入浴料金も考えてみればリーズナブルか。
次に入浴したのは ちょっと分かりにくい場所にある
「翠の湯」で、檜作りの湯舟の床底から源泉が沸き上
がる自噴仕様のゴージャスな風呂。湯の肌触りも一番
柔らかくて、たむらでもここが泉質的には一番お気に
入りに。場所があまりに分かりにくいためか、しばら
くのんびりしても誰も来なくて独占でまったり。場所
もほかの浴室とはまったくちがうので、ここだけの入
浴限定で料金も500円程度にしてくれれば最高なの
だが。
このあとは館内のレストランで昼食。うどん類や釜飯
を食べることができる。そんなこんなであっという間
に午後1時に。1時になるともう一つの清掃中だった
浴室「御夢想の湯」が入浴可能になるので、早速入浴。
全部が檜作りの豪華な浴室で、ほの暗い感じがまたグ
ンとくつろげる。この脱衣所から露天風呂の「庭園風
呂甌穴 」に出られる。露天好きには眺めもいい。
あと残るのはもっとも入浴したかった露天風呂「森の
こだま」で、午後2時にようやく入浴可能に。川を眺
めながら入れる素晴らしい造りの屋根付き露天で、3
0分ほどゆっくりと川風に吹かれて過ごせた。日帰り
の客は皆のんびり過ごしているようで、期限の午後3
時まで温泉センター気分でいる人が多い。館内で食事
したり、みやげや飲み物を買ったりと意外な散財にも
なるが。
姉妹館のグランドホテルの風呂にも入浴できるのだが、
いったん外へ出なければならなくて面倒でパス。館内
はどこもきれいに清掃されているし、泊って温泉三昧
も良い旅館だ。花涌館という棟なら1万円以下で宿泊
できるようだ。
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