07年10月

2007年10月30日 (火)

雰囲気ある温泉地小野川温泉の「高砂屋旅館」でまったり

藤三旅館に2泊して東京へ戻る途中でもう1泊するのに
どこが良いかなと、出発前に思案していて、紅葉なら米
沢から裏磐梯に抜ける西吾妻スカイバレーや五色沼など
を見なきゃねということになり、それでは今まで日帰り
入浴だけで宿泊したことのない小野川温泉だということ
に決定。

それならどこの旅館が良いかなとこれまで日帰り入浴で
利用した小野川温泉の旅館を思い浮かべていたら、共同
浴場「尼湯」の左すぐに位置する「高砂屋旅館」が良い
かなと。

Takasagoya01

 

 

 

昨年日帰り入浴した時に館内の雰囲気などがかなり気に
入っていたのだ。早速ホームページを見てみると、なか
なかよく出来たホームページ。説明も丁寧だ。旅館の人
の人柄を感じさせるものだった。

料金は部屋によって違う。トイレ付きの本館が基本のよ
うで、平日8800円、トイレなしになる旧館が750
0円、新館の部屋に露天風呂付きが11500円となっ
ていた。当然のことに一番安い7500円で予約。料理
の好みも予約の時に注文できるようで、米沢なら鯉料理
がひとつ欲しいなと鯉の甘煮を入れてもらうことに。

チェックインがなんと12時からで、アウトも午前10
時半と実に良心的。早いチェックインをすれば、小野川
温泉のラジウム含有のほのかな硫黄臭漂う、飲めば上品
な薄塩味の美味しい温泉をたっぷりと味わえる訳だ。と
言う訳で、少しでも早くチェックインしたかったが、花
巻から米沢は遠い。国道107号線で横手に出て、国道
13号線を山形市経由でひたすら米沢市へ。午前9時頃
藤三旅館をチェックアウトして、小野川温泉に到着した
のは午後3時ちょっとすぎに。渋滞もなく、途中道の駅
で買い物などしながら快晴の中ご機嫌なドライブだった。

高砂屋旅館は数年前に全面的に改築しただけに、全館清
潔感漂い、オシャレな雰囲気溢れていて、若い女性でも
かなりお気に入りになる旅館だ。玄関には誰でも自由に
使用できる足湯と飲泉場、畳のお休みどころがあり、朝
食の時に出される古代米ご飯を炊くかまど、アンティー
クタンスなどが置かれていて、魅力的な玄関空間となっ
ている。

Takasagoya02 Takasagoya03

 

 

 

                            
玄関を上がるとフロントそばにはガラス張りの部屋が。
そこは「血液さらさらルーム」と名付けられ、マイナス
イオンを吸引しながら飲泉休憩ができたり、岩盤浴がで
きたりするコーナーがある宿泊者専用部屋となっている。
13部屋と小振りな旅館としてはかなり凝った設備だ。

Takasagoya07 Takasagoya08

 

 

 

泊まった部屋は旧館3階の「ふよう」の間。旧館は4部
屋ある。宿泊した時には9組ほど客があったのだが、旧
館の客は私たちだけで、一番広い4人用の部屋に。部屋
は10畳に広めの縁側があり、かなり広々したきれいな
部屋。共同トイレは洗浄式の最新型で、手洗いも陶磁器
製のオシャレなもので、3階は私たちのみなので、トイ
レも独占使用。共同トイレは他にもあった。

Takasagoya04 Takasagoya05 Takasagoya06

 

 

 

 

 

 

夕食も空いている隣の部屋に用意された。掛けふとんは
フカフカの羽毛布団なのだが、その布団カバーも毎日交
換される気持ち良さ。シーツだけでなく、掛けふとんカ
バーの毎日の交換という配慮は嬉しい。

夕食はカラー刷りのメニューが最初からテーブルに用意
されているのも楽しい。夕食は5品がついたが、いずれ
も美味で大満足。とくに鯉の甘煮が抜群の味で、刺身も
新鮮、豆腐料理も満足。そして、山形名物の芋煮が柔ら
かい米沢牛がたっぷりと入りかなりの美味しさだった。
朝食は大広間で。ラジウム温泉卵をはじめ、釜で炊いた
古代米(もちろん白米もある)、タラの西京漬け、美味
しいお豆腐などこれも満足。

Takasagoya12 Takasagoya13 Takasagoya14

 

 

 

 

風呂は男女別大浴場と貸切風呂が1つ。小野川温泉は基
本的にどこの旅館も共同浴場も同じ協組4号源泉なるも
のを使用。源泉80度の高温なので旅館ごとに温度管理
が違うだけ。大浴場は湯舟の真ん中に仕切りを設けて微
妙な温度差をつけている。湯は無色透明で、硫黄と言う
か玉子臭がかすかにある。湯には細かい白っぽい湯の花
が少し漂う。内湯からドアを開ければ中庭が見える可愛
い露天風呂が。いずれもちょっと熱めに調整されていて、
源泉の良さをじっくりと味わえる。

Takasagoya09 Takasagoya10

 

 

 

 

宿泊者用の貸切風呂は午前7:00~午後10:00までは
30分間は無料、1時間利用の場合は1,000円で、鍵を借
りて入ることになる。ただし、大浴場が午後11時から
清掃になるので、午後11:00以降は貸し切り風呂が朝
まで開放される。

Takasagoya11

 

 

 

 

雰囲気、湯の良さ、料理のおいしさ、清潔感などかなり
満足度の高い旅館で、また宿泊したくなった。しかも、
込み込みで7500円は小野川温泉の他の旅館と比べて
もかなりのお得感がある。この旅館を選択する大きな動
機になったブログがある。そのブログの人は高砂屋旅館
に何回も宿泊するほどのお気に入り。それほどならと今
回選んだのもある。

ところで、今回は利用しなかったが、川向こうにある私
もお好みの何回も利用して来た無料の露天風呂だが、夕
方散歩がてら行ってみたら、入浴料金200円の掲示が。
他の2ヶ所の共同浴場と同じ料金になったようだ。小野
川温泉の町おこしのシンボル的存在として無料が売りだ
っただけにちょっと残念。管理上有料化も仕方ないが。

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2007年10月29日 (月)

紅葉狩りドライブ旅行でまたまた宿泊の鉛温泉・藤三旅館の自炊部で温泉三昧

昨年に宿泊して以来、2食付きで4000円ちょっと
の安さにすっかりお気に入りになってしまった岩手県
の鉛温泉・藤三旅館の自炊部宿泊。今年7月の岩手方
面温泉巡りの時にも2泊したが、今回も2泊でしかも
連泊。これで昨年から数えて藤三旅館自炊部宿泊はト
ータルで7回の宿泊となった。

Fujisan03

Fujisan04


 

 

 

 

 

この旅館の自炊部は部屋の数が多いので、前の日(基
本は前日までの予約だが、当日予約でも場合によって
は可能)でも宿泊予約がほとんどの場合可能なので岩
手方面でのんびり温泉三昧して、安い宿泊料金での温
泉巡りの基地にしたい時には最高の宿。今回は出発の
23日の2日前に電話で予約。川側の部屋と希望も聞
いてくれる。

今回は紅葉狩り主体のドライブ旅行。ネット上で紅葉
を確認したら、八幡平はピークを過ぎていて、小岩井
辺りが見頃とあった。いつもはいくつか日帰り入浴す
るのだが、今回は宿泊先の温泉でのんびりしながら紅
葉狩りの予定で、早めにチェックイン。藤三旅館自炊
部の夕食は午後5時に部屋に配膳されるので、温かい
食事を食べたければ早めのチェックインが必要でもあ
るのだが。

Fujisan01 Fujisan02


 

 

 

 

チェックインして早速風呂へ。まずは藤三旅館には有
名な混浴大浴場「白猿の湯」へ。浴室は自炊部と旅館
部の間にあり、自炊部の部屋からもすぐ。湯舟は入り
口から階段を降りた川底と同じレベルの地下部分にあ
り、5階建てに近い高さの吹き抜けの素晴らしい風情
の浴室。まさしく温泉遺産。真ん中に大きめの小判型
湯舟と浴室隅に円形の一人でいっぱいの小さな湯舟が。
いずれも石作りの惚れ惚れするもの。大きい湯舟は深
さが相当あり、立って入る形で独特の浴感がある。小
さいほうは30度程度の低温湯が溢れていて、長湯す
ると気持ち良い。宿泊の2日間に夜、深夜、朝と幾度
入ったことか。

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藤三旅館にはこの「白猿の湯」のほかに、旅館部内湯
「白糸の湯」、旅館部内湯「竜宮の湯」、自炊部内湯
「河鹿の湯」、3年ちょっと前に新設なったばかりの
唯一の露天風呂付きの内湯「桂の湯」と4カ所もある
のでどこに入ろうかと嬉しい悩みとなる。

ところが、旅館部の「白糸の湯」と「竜宮の湯」が1
0月23日からリフォームの工事で使用停止に。来年
春からの再開らしいが、自炊部から旅館部入り口に自
炊部宿泊者は旅館部に立寄禁止と立て札があり、立寄
には入館料(?)を頂くとある。これまで宿泊した時
には自炊部宿泊でも「白糸の湯」と「竜宮の湯」は利
用できたのだが。この立て札から見ると、来年の再開
時には旅館部の二つの風呂は旅館部宿泊者専用となる
可能盛大だね。

宿泊者、日帰り客双方にやはり人気のあるのは「桂の
湯」だ。ピカピカだし、シャワーなど設備も整い、な
により川を臨める露天もあるしね。

穴場なのは自炊部のほうにある「河鹿の湯」だ。たい
てい空いているし、浴室は明るくて、シンプルなタイ
ル湯舟に新鮮な湯が満ちて気持ち良い。それにシャン
プー類なども整っている。

自炊部のネックは寝具と鍵がかからないこと、それに
やはり部屋が古く少しカビくさいこと。旅館部は羽毛
布団のようだが、自炊部のほうは重たい掛け布団。そ
の部分で駄目な人もいるだろう。しかし、料理は旅館
部で出す料理と変わらない。ただし、夕食では品数が
4品と少ない。しかし、それが美味しく、小食の私に
は質量とも必要十分。また、ご飯、汁物、お新香も美
味い。朝食は旅館部とほぼ一緒で、かなり美味しい。
それで4000円ちょっとなのだから嬉しい限りの旅
館だ。

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2007年10月27日 (土)

岩手・小岩井と網張、山形・西吾妻スカイバレー、福島・五色沼と紅葉狩りメインにのんびりドライブ。紅葉真っ盛りをたっぷりと堪能

最近の天気予報はなんだかサッパリ予報が当
たらない感じがする。とくに週間予報なんて
のは翌日になるとまるきり変わってしまって
いるような有様。しかし、旅行に行く時には
頼りにするしかない。

という訳で、週間予報を見ていたら、金曜あ
たりまでは天気が全般的に良さそう。そこで
23日火曜日から急遽紅葉狩りを主体にドラ
イブ旅行をすることに。紅葉情報をネットで
見てみると、入りたい温泉がいっぱいの八幡
平はすでにピークを過ぎたよう。小岩井辺り
が見頃なんて出ている。

今回は紅葉狩り主体なので日帰り入浴はほと
んどしないで宿泊先の旅館でのんびり過ごす
予定。そこでお気に入りの温泉がある鉛温泉
「藤三旅館」に23、24日連泊、25日が
昨年日帰り入浴をして気に入り、宿泊してみ
ようかと考えていた小野川温泉「高砂屋」に
直前に電話で予約。藤三旅館はこれまで何回
も宿泊している自炊棟で、2食付き4000
円ちょっとで極上の湯と美味しい食事だ。

新緑の山間の道をドライブするのも楽しいが、
赤や橙、黄色、茶色と様々な色に変化した広
葉樹の織りなす極彩色の紅葉の中を走るのは
やはり気分爽快だ。

今回の3泊4日の旅行中は快晴が3日間継続
して、週間予報通りで、4日目の最終日だけ
はこれまた週間予報通りに曇りから雨に。

24日に行ったのは小岩井・網張温泉あたり。
小岩井農場の周辺から紅葉が真っ盛りで、農
場から網張温泉へ一直線の道も綾なす紅葉の
華やかな彩りが透き通るような雲ひとつない
青空を背景に美しい。

Koiwai01_3

Koiwai02_3

Koiwai03_2





到着した網張温泉休暇村の駐車場は平日にも
関わらず満車状態。日帰り入浴しようと思っ
ていたのだが、フロントでも立て続けに日帰
り入浴客がいるし、なんだか混んでいそうな
雰囲気いっぱいで今回は入浴は断念。温泉館
のほうへ散歩して行ったが、温泉館のほうも
満車状態で、混んでいそうなのでやはり入浴
断念。混んでいる浴室って嫌なんだよね。温
泉入浴に関しては独占に近い状態で入りたい
と我がままなんだ。

そこでその独占入浴が実現できるのがしかも
混浴であった。休暇村の横から紅葉の絶好の
ポイントである吊り橋へ行く途中にある休暇
村の硫黄泉を使用した「足湯」だ。湯温を確
認してみると、今まで出会ったことのないほ
どの激熱。硫黄臭たっぷりの湯がパイプから
木桶に豊富に掛け流されている。しかも通り
がかる誰も利用しようともしないのかしばら
く使われたあともなく、新鮮な湯があふれて
いる。あまりの熱さに脚さえ入れられないの
で、かなりの加水をしてようやく脚入れ。の
んびり足湯しながら、紅葉を眺めての贅沢な
昼食となった。足湯にはほとんど興味がなか
ったが、ここの足湯は別格。何しろ湯が豊富
で、ロケーション、眺めが抜群なのだ。


Amihari01_2 Amihari02_2 Amihari03_2 Amihari04_2 Amihari05_2






 

 

 

鉛温泉へ戻るのは、やって来た県道13号線
ではなく、繋温泉・鶯宿温泉経由で県道1号
線で湯田温泉へ出て戻ることに。この経路も
途中山間を走るので紅葉が美しく、しかも車
がほとんど走っていないので最高の紅葉狩り
ドライブコース。ほっとゆだ駅に寄って、観
光案内所売店でリンゴなど買って、ほっとゆ
だ駅の温泉でひと風呂。国道107号線も紅
葉が美しかった。

あと、紅葉が素晴らしかったのが小野川温泉
に宿泊して東京へ戻る時に通った西吾妻スカ
イバレー、裏磐梯、五色沼、それに裏磐梯か
ら喜多方へ抜ける道。とりわけ、西吾妻スカ
イバレーは標高が高いのもあって紅葉の最終
期か紅葉がすでに散リ始めている状態で最高。
ただ、雨模様だったのがちょっと残念だった。
今回は紅葉狩り主体だったのだが、快晴続き
で、岩手、山形、福島の素晴らしい紅葉をた
っぷりと堪能できた。

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