08年06月

2008年6月27日 (金)

土砂ダムで水没の湯ノ倉温泉「湯栄館」は営業再開が絶望的との悲しき情報

岩手・宮城内陸地震でできた土砂ダムで水没状態の宮城
県栗原市の湯ノ倉温泉「湯栄館」は温泉ファンとしての
願いも虚しく営業再開はほぼ絶望的となったようで、2
00年近くの歴史のある温泉が消えてしまうようだ。な
んとも悲しい限りだ。

迫川上流部にできた土砂崩れダムに関して国土交通省東
北地方整備局が26日明らかにしたのだが、排水路で水
位を下げても、水没した「湯栄館」周辺の水をすべて抜
くのは不可能との見通しなのだとか。

報道では、土砂ダムに溜まった水を抜く排水路は全長2
20メートル、深さ5メートル、路底の幅9メートルで
建設する。しかし、せき止めている土砂は100万立方
メートルに上り、1トン以上の岩も多く、完工まで2年
近くかかり、水位が下がっても、旅館は3メートルほど
水につかったままなのだとか。会見した同整備局河川部
の加藤信行河川工事課長は「営業再開には崩落した土砂
を全て除去しなければならず、ほぼ不可能だ」と述べて
いる。残念としか言いようがない。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年6月23日 (月)

岩手宮城内陸地震で水没状態の湯の倉温泉・湯栄館の悲惨な状況には言葉もない

岩手宮城内陸地震で栗駒山周辺の秘湯的温泉がかなり
の被害を受け、駒の湯温泉は完全に崩壊して数人の死
者が出る悲惨な事態となったが、花山温泉郷の山奥に
あるランプの宿として人気のあった湯の倉温泉「湯栄
館」も地震で出来た土砂ダムのために日々水没の状況
が加速しているようだ。

テレビやネットでの同温泉の写真を見ていると、最初
は被害を免れたかと思っていたのが、土砂ダムのため
に川のすぐそばにある旅館は水没の度が増し、今日の
朝日新聞の記事を見て見たら2階のかなり上まで水没
が進み、ほぼ全体が水没してしまいそうな状況で、写
真を見るとあまりの惨さに言葉もない。

2                

                 
                 
                
                
                
                  
                   
                 
                   
                   
                    
                    
                   
                               

同温泉に行くには国道398号線から脇道を入り、さら
に歩いて行くしかない電気もないまさにランプだけの秘
湯。旅館のすぐそばにある清流沿いの岩造りの露天風呂
が最高の温泉だ。行くのがちょっと面倒なために、39
8号線を何回も通りながら日帰り入浴したのが6年ほど
前の一度だけ。一度は宿泊で行きたかった宿だけに今回
の惨事は言葉もない。経営者家族の方々が無事だったの
が不幸中の幸いか。

朝日新聞の記事では経営者の8代目主人である三塚倉雄
さんが「先代たちに顔向けできない」と落胆するインタビュー
が出ている。温泉の本によると、湯栄館の創業は文政3年18
20年となっていて、実に200年に近くにもなる歴史ある旅
館だ。それがわずか数秒の地震でこのような事態になるとは、
自然はなんと惨い仕打ちをするのだろう。

地震当日の模様は「地震が起きた14日朝、三塚さんは調理場
で、この日来る宿泊客のための料理の下ごしらえをしていた。
下から激しく突き上げられ、体が飛ばされそうになった。茶の
間の柱にすがるようにつかまった。 数年前のくも膜下出血で、
体が不自由になった妻の洋子さん(68)を引きずるように連
れて宿から脱出した。崩れ落ちた岩が転がる山道を歩き、途中
で迎えに来た長男泉さん(39)と合流。宿を出てから約11
時間後、やっと国道にたどりついた。」と書かれている。

さらに三塚倉雄さんは「200年近く続いた旅館が、おれの代
で水の底に入っちゃった。天災だけど、先代にも全国のファン
にも申し訳ない。つらいなんてものじゃない。せめて建物が壊
れず頑張り続けてほしい」と無念な思いを語っている。あの地
域の素晴らしい温泉や穏やかで癒される美しい景観が大好きな
だけに涙なくして聞けない言葉だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月19日 (木)

栗駒山周辺の温泉地はいずれも休業状態で、復活も時間がかかり厳しそうで悲しい限り

岩手・宮城内陸地震では栗駒山周辺の温泉地がかなりの
被害を受け、連日の救助活動が続く壊滅状態の「駒の湯
温泉」以外でも栗駒一体の有名温泉はほぼすべてが休業
状態のようで、温泉ファンとしては悲しみが増すばかり。

素晴らしい硫黄泉で超人気の岩手・須川高原温泉とすぐ
そばの秋田・栗駒山荘も建物被害や源泉被害があるうえ、
宿に通じる道である国道342号線と国道398号線が
寸断状態のため営業不可能状態。
(PS:今夜遅く栗駒山荘のHPを覗いてみたら、新着情報に次のよ
うな書き込みがあった。
…………
6月17日(火)道路管理関係者による秋田県東成瀬村側:国道342号線(現在通行止め)の現地調査があり、当初復旧の目途が立たない状況から一転し、壊 滅的な被害状況で無いため、補修工事により一部片側交互通行などで早期(未定)に通行止めが解除される可能性が高まってきました。
この情報のもと、全職員が一丸となって一刻も早く営業が再開できるよう万全の体制で準備を進めております。詳細に関する情報は、確定次第、本ページにて発信してまいります。
…………
暗い情報ばかりのなか少しは復旧への明かりが見えて来たよう
で、栗駒山荘さん頑張って下さい。

PS:PS:21日夜HPの新着情報を見たところ
『2008年6月21日(土)18:59更新
補修工事により一部片側交互通行で秋田県側の国道342号・国道398号・県道282号は早期(6/23-27中)に通行止め解除されることになりました。(秋田魁新報)
この情報のもと、全職員が一丸となって一刻も早く営業が再開できるよう万全の体制で準備を進めております。詳細に関する情報は、出来る限り本ページにて発信をしてまいります。』との情報が。)

 

さらに「駒の湯温泉」から約1キロ先の「ハイルザーム
栗駒」は道路が破断した影響から、崩れた天井などは補
修できずに運営の第3セクター「ゆめぐり」が18日、
パートを含む従業員について、一部を解雇したり希望退
職を募ったりする方針を従業員らに伝えたとか。深刻な
経済的影響が出て来ている。

鳴子から小安峡方面へ抜けるまさに温泉街道とも言うべ
き素晴らしいドライブウェイの国道398号線があの快
適な道からは想像もできない崩壊が各所で起きていて、
旧花山村の花山温泉郷の温泉ファンに人気の温泉もすべ
て復旧未定の休業中だ。

国道398号線沿いの名所「仙台藩花山村寒湯御番所跡」
のすぐ近くにある「温湯山荘」もかなり痛みもあり、道
路不通で休業。この宿は10年ちょっと前に全面改築さ
れたこぎれいな温泉旅館で、周辺の人気秘湯「佐藤旅館」
「湯栄館」「三浦旅館」への基地的存在。その幹線道路
沿いの立派な旅館も痛みが激しいぐらいだから、他のさ
らに山奥にある鄙びの3館は推して知るべしだろう。

温湯山荘の横の道をさらに山のほうに入って行くとある
のが「佐藤旅館」で、開業がなんと700年前とも言わ
れる由緒ある温泉宿。ホームページがないし、ニュース
情報もないので現状判らず。古い建物だけに心配だ。

そこからさらに奥に行き、歩いてたどり着けるのがラン
プの宿として人気の湯の倉温泉「湯栄館」で、川すぐそ
ばに建つ建物で、川沿いの露天風呂が有名。テレビの温
泉番組でも時々取り上げられるほどだ。ここも200年
近くの歴史がある。ここについては猫まんまさんのサイ
トでの18日付けの情報では「宿の直ぐ近く(下流)で
起きた土砂崩れにより、宿脇の一追川は堰き止めダム湖
状態に。そのため湯栄館の1階部分は完全に水没した状
態になってしまっています。加えて、明日は雨の予報・
・・。非常にヤバイ状態です・・・。」とか。かなり心
配だ。

河北新報ウェブに水没状態の湯栄館の写真が掲載されて
いた。あの清流沿いの旅館が濁流に飲まれている悲しい
写真だ。

2                 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうひとつ、温湯山荘から国道398号線をさらに秋田
方面に走り、国道沿いに駐車して、山道を歩いて行くの
が湯浜温泉「三浦旅館」で、ここも100年以上の歴史
のあるランプの宿。ホームページで休業告知している。

これら秘湯3館に入浴したのはいずれも6年前。なかな
か行けないところだけにいずれまたゆっくりとと思って
いただけに悲しい限り。これら歴史ある名湯がなんとか
復活してほしいと祈るだけだ。

栗駒山荘から十キロ程下にある国道398号線沿いの
安峡大湯温泉の「阿部旅館」はホームページのブログ

読むと、建物にも大きな被害がなく通常営業をしている
ようだ。何回も入浴して好きな温泉で、心配していただ
けに一安心。ちなみに阿部旅館のある小安峡周辺も岩手
や宮城ほどではないが通行止めがあるようで、その案内
図があった。

1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月17日 (火)

北東北温泉日帰り本でまったり温泉巡り、その19「ウェスパ椿山」で北東北温泉巡りは終了

鯵ヶ沢温泉から南下する五能線沿いの道は国道101号
線で、ほぼ能代辺りまで海沿いを走る眺望抜群のドライ
ブだ。途中十二湖とか名所はあるが、大昔に家族と来た
時に一応見ているし当然のごとくにパスして、青空のも
とドライブを楽しむことに。

右には日本海を眺めながらの快走は気分最高。走る車も
ほとんどない。ご機嫌、ご機嫌。鯵ヶ沢温泉から約50
キロほど走ったあたりであったのが北東北温泉本クーポ
ンでこれも無料入浴出来る「ウェスパ椿山」だ

目立つ看板の入り口を入ると何だかレジャーランドのよ
うな施設が点在するし、オシャレな洋館風建物がいくつ
もある。それら洋風建物はパンフレットを見たら宿泊ロ
ッジらしく、その風呂にも温泉があるらしい。あとは昆
虫館、物産館、レストラン、ガラス工房などが広い敷地
に点在し、鍋石温泉「ウェスパ椿山開閉式展望風呂」っ
てのが敷地の一番奥、日本海を一望出来る絶景の場所に
ある。

利用料金は500円。午前7時から午後9時までの営業
のようだ。開閉式というのは浴室全体がドーム形状にな
っていて、大きなドーム型の窓が4月から10月の天気
のよい日に限り開かれて、露天風呂状態になるのだ。

入浴した日は幸い天気も良く、ドーム窓は半開状態で、
日本海を眼下に一望出来る素晴らしい絶景風呂になって
いた。右眼下に見える小山が椿山と言うらしく、山の麓
の海辺で数人が遊んでいるのが見えた。

湯は典型的な食塩泉で塩味だ。含鉄-ナトリウム-塩化物強塩
泉となっているので、注がれる湯が透明ということは濾
過しているのだろうか。源泉そのままに入りたいのだが。

人気のある風呂らしいのだが、運良く誰もいなくて独占
状態でのんびりと入浴。午後4時前後に入浴したのでま
だ夕陽の時間帯ではなかったが、晴れの日の夕陽時間帯
に入ると最高の気分だろうね。夕陽の時間帯にまた入っ
てみたいがとにかく遠いや。

風呂上がりに日本海を眺めながら休憩。そのあとは能代
まで走り国道7号線に入って今夜の宿となる道の駅「象
潟ねむの丘」へ。途中の夕陽も素晴らしい眺めだった。
ウェスパ椿山から道の駅「象潟」まで約145キロ。到
着したのは午後8時前。すでに象潟は秋田県の最南端。
北東北温泉本クーポン利用の温泉巡りもここで終了。

この道の駅で車中泊の夜になってこのドライブ旅行中初
めての雨となり、かなり激しい雨に。でも走っている訳
でもなし、車の中で買い込んでおいたものを摘みにのん
びりと酒盛り。6日金曜日朝起床するとまだ雨模様。そ
れほどの降りではないが、酒田市方面あたりから国道4
7号線に入る頃までは雨が続いた。新庄市に出て、いつ
も走り慣れた国道13号線で米沢経由で喜多方、会津若
松、奥会津経由で帰宅の途に。金山町ではお好みのひと
つ「大塩温泉共同浴場」の温湯にゆっくりと入って温泉
巡りの締めとなった。

総走行距離は1745キロほど。高速道路使用ゼロ、旅
館宿泊は肘折温泉での2食付き4000円弱の激安1回、
温泉入浴22カ所ほどで支払い入浴料金合計300円ほ
どの貧乏旅行決算となった。使用ガソリン約108リッ
ター。あとは適当に食費。高速道路をもし使用すると、
浦和から碇ヶ関辺りまで片道12500円ほど。高速道
路を使用しないといかに安上がりかということ。高速使
用しないで途中ブラブラしながらのドライブは楽しいよ。
北東北温泉本クーポンで利用した温泉の入浴料金で浮い
た合計は9140円ということで、ありがたい北東北温
泉本クーポンでした。それにしても、象潟から東京まで
高速なしの580キロはやはり長かった。

 

ところで、デジタル一眼を最近2台も立て続けに購入した
ので、ドライブ中は撮影しまくるつもりだったんだけど、
もっとも活躍したカメラは防水機能のサンヨーCA65。こ
れまでコンパクトデジカメを防水袋に入れて使用、その使
いにくさに辟易していたのだが、CA65は水に関しては気
にすること一切ないので温泉撮影にはやはり最高。軽いし
小さいし、スチール撮影していても、2つあるシャッター
の片方を押せば即ビデオ撮影(2000円ほどで購入の4G
BSDHCにビデオで2時間45分ほども録画できてしまう)
になる便利さもあり、旅行カメラとしては最高。デジタル
一眼のほうは風景撮影などに使用したものの、元々カメラ
自体が好きで、撮影にはあまり熱心でないので、素晴らし
い景色があっても記憶に残すほうを重視してしまい、カメ
ラなしでボケーと眺めている時のほうが多いという体たら
くだった。それ以上に楽しいのがドライブそのもので、北
東北のように渋滞がほとんどなく、走る車も少ないとひと
たび走り出すと止まるのが嫌になってしまうのだ。いつま
でも走り続けてしまうのだ。一人旅だとよけいそうなる。

Wesupa1 Wesupa2 Wesupa3 Wesupa4 Wesupa5

| | コメント (0) | トラックバック (0)

北東北温泉日帰り本でまったり温泉巡り、その18鯵ヶ沢温泉「水軍の宿」

青森だとやはり津軽半島や下北半島を巡るのが最高に楽
しいのだが、今回はちょっと趣を変えて、30年ぶりぐ
らいに鯵ヶ沢温泉あたりから五能線沿いに日本海沿岸を
南下するルートを走りたくなったので、津軽、下北はパ
スして、嶽温泉で入浴したあとは県道3号線を鯵ヶ沢温
泉へ直行。

県道3号線はしばらくするほとんど店などもない山間の
カーブの多い道となり、走る車もほとんどなくなる。嶽
温泉から鯵ヶ沢まで約25キロを30分ほどで到着。す
でにもう日本海のすぐそばだ。

鯵ヶ沢温泉にはいくつかの大きめの旅館があり、そのう
ちのひとつ「水軍の宿」が北東北温泉本クーポン利用で
無料入浴出来る。入浴料金は390円と安めの設定。

「水軍の宿」は敷地面積が大きいのか駐車場も大きく、
左に宿泊施設である「水軍の宿」が、右側に別建物で入
浴施設があり、日帰り温泉センターみたいな存在のよう
だ。

日帰り入浴ということで右の建物へ。受付は番台みたい
な雰囲気で、ロビーもまんま大きな銭湯。脱衣所も大き
いし、浴室もかなりの大きさで温泉旅館的雰囲気はあま
りない。内湯はいくつかあり、熱め、温めなどがあり、
無色透明の食塩泉で海沿いの温泉によくあるものだ。

露天風呂は船を模したものと東屋風の小さなものが二つ
ある。アブなども飛んでいなくて風が気持ち良いのでそ
の船型露天でまったり。

Suigun1 Suigun2 Suigun3 Suigun4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

北東北温泉日帰り本でまったり温泉巡り、その17嶽温泉「嶽ホテル」は雰囲気抜群の浴室

弘前方面から県道3号線を走ってきて嶽温泉入口から
入って足湯の駐車場から歩いて温泉街に向うと最初に
ある薄緑色の外壁の旅館。ホテルの名前とはちょっと
違って、大きな民宿風の2階建ての建物で、中に入れ
ば温泉旅館そのもの。ここも北東北日帰り温泉本を利
用して無料入浴できるひとつで有難く利用させていた
だく。

外見以上に館内は広く奥のほうにある浴室は最近改装
したのかかなり奇麗で清潔。青森だからヒバなのだろ
か、木造の6〜7人がゆったり入れる内湯とすぐ外の
ベランダ風の場所に小さめの露天風呂が。

木製の湯口から湯が注がれ、湯舟に白濁の硫黄泉が静
かに満ちるなかなかに雰囲気のある浴室だ。白濁の湯
には細かい白い湯花がたっぷり。西沢旅館と同質の湯
なのだが、湯舟や雰囲気が違うだけでまた味わいも変
わって来る不思議。全体が木造りでほんのりと薄暗い
のも気分が落ち着く。

露天風呂は小さいのだが、さやかな風にあたりながら
の入浴は格別だ。露天と言っても日差しが直接あたら
ないのもお好みだ。のんびりとゆっくり出来る。嶽温
泉は宿それぞれが魅力ある風呂があり、外れなしの温
泉である。

Dakehoteru1 Dakehoteru2 Dakehoteru3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

北東北温泉日帰り本でまったり温泉巡り、その16嶽温泉「西沢旅館」でドバドバ硫黄泉

岩木山麓に点在する数多くの温泉の中でも観光地的要
素も濃厚なのが嶽温泉で、10軒ほどの旅館が並び、
土産物店もあり観光客も多い。メインルートの県道3
号線から温泉街への横道に入るとすぐに足湯があり、
広めの駐車場もあるのでそこに駐車。

温泉街も一応駐車出来るが、旅館の専用駐車場だった
り、かなりの急坂でもあり、日帰りなら足湯の駐車場
に車を置いて数分歩いて温泉街へ行くほうが簡単。

北東北温泉本クーポン利用では無料入浴が4軒の旅館
で出来、ほかに割引利用出来るのもあるが、温泉自体
が共同源泉利用なので基本は同じような白濁の硫黄泉。
なので、今回は2軒ほどの利用にして、他は次回(と
いっても、遠い青森にいつまた行けるのやら)の楽し
みにしておいた。

昨年は小島旅館に入浴したことがあり、その左側奥の
ほうにある「西沢旅館」でまずは入浴。

外見はごくふつうの民家のような建物で、玄関ガラス
戸に旅館名が書かれているだけのシンプルな小さな宿
で、湯治利用も出来るようだ。

帳場は玄関から少し奥で、風呂はさらに奥になる。こ
じんまりとした脱衣所に、タイル張りのこれまたシン
プルそのものの浴室。長方形の湯舟には微白濁気味の
湯が溢れ、壁に設置されたパイプからかなりの量の源
泉がドバドバと注がれている。

独占状態で新鮮な湯をたっぷり味わう幸せ気分。いや
ーたまりません。旅館内部はリニューアルされている
ようで、廊下はフローリングで清潔そのもの。雰囲気
は外見からは想像出来ないペンション風。素泊まりで
3500円。ここに宿泊も良いかなと思える宿だった。

Nisizawa1 Nisizawa2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

北東北温泉日帰り本でまったり温泉巡り、その15「白馬龍神温泉」の強烈な湯

ネット上で青森のいわゆる公衆温泉浴場情報を見てい
ると、平川町の新屋温泉などと並び評価がわりに良い
もののひとつに弘前市の「白馬龍神温泉」なる名前だ
けでも惹かれる温泉がある。それが北東北温泉本クー
ポン利用で無料入浴出来るのだから行かなきゃね。

アップルロードである県道127号線へ左折して4キ
ロほど走ったヤマザキデイリーストアのある交差点を
左に入ってすぐにある。とくに案内板などがないので
コンビニが目印。

到着してみてびっくり。かなり立派なお寺のような建
物だ。駐車場もかなり広い。午前9時前というのにす
でにかなりの車が駐車している。青森の人は本当に風
呂が好きなようだ。しかもこの風呂は朝6時から営業
していて、夜10時までやっているのだから凄い。

受付の女性も優しく親切だ。料金350円を無料で入
っているのに、「ゆっくり入って行ってね」とまで声
を掛けてくれる。ロビーも広くて、貸し切り風呂もあ
るようだ。青森のこの手の浴場は本当に奥が深い。

浴室がまたかなりの大きさだ。カランがいくつもあり、
アメーバー形状のでかい内湯湯舟には茶褐色に濁った
湯が溢れ返っていて、湯舟の周辺は析出物が千枚田の
ようになっていて、泉質の濃さを見せている。湯口か
ら注がれる湯は透明で、甘塩味で、成分が体にしみ込
んで来るような感覚は強烈だ。

湯の沢温泉や古遠部温泉などに匹敵する濃厚湯。析出
物の堆積など湯の沢山荘や矢立アクトバード並だが、
明るいので秘湯感はまったくない。

露天風呂もあり、湯はオレンジ色のようだったが、温
すぎて入らず。このあたりに来たらこの温泉は必ず寄
ってしまうだろうし、休憩しながらもっとゆっくりし
たい温泉だ。

Hakuba1 Hakuba2 Hakuba3 Hakuba4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

北東北温泉日帰り本でまったり温泉巡り、その14「正観湯温泉」ですっきりお目覚め

4日水曜日の夜は道の駅「碇ヶ関」での車中泊となった
のだが、昨年8月末に車中泊した時にはわりに車中泊し
ている車も多くいたのだが、ガソリン価格高騰のせいも
あるのか車中泊していたのはたったの4台ほどで、大き
な道の駅だけに寂しいほど。

5日木曜日も午前7時前に起床してみればまたまた最高
のドライブ日和。前夜車の中で酒飲みながらどのコース
を取るか考えていたのだが、今回は津軽半島、下北半島
はパスして、岩木山麓から鯵ヶ沢へ出て、酒田市方面ま
で日本海沿岸を下って行くルートに決定。五能線沿いの
国道101号線から国道7号線を走るルートだ。

そして北東北温泉本クーポンを利用しながら、5日夜は
道の駅「象潟ねむの丘」での車中泊として、酒田市から
最上川沿いに新庄市へ出て、国道13号線など走り慣れ
た米沢・奥会津経由コースで6日中に東京へ戻ることに
決定。

北東北温泉本を見ていると、前から行きたいと思ってい
た「白馬龍神温泉」があるし、嶽温泉では4軒の旅館で
無料入浴出来るのでとりあえずはアップルロードを目指
すことに。

その前に朝の洗顔なども兼ねて道の駅「碇ヶ関」から数
分のところにある「正観湯温泉」へ。国道7号線から青
荷温泉などへ行く最短道路である昨年も走った国道45
4号線へ右折して数百メートルの場所で、道の駅から約
8分で午前8時前に到着。

こぎれいな日帰り温泉施設のようだが、宿泊も出来るよ
う。それよりも敷地内に観音堂のような建物もあり、宗
教関係の経営のようだ。利用料金は激安の200円。ク
ーポン利用でも対応は感じが良い。

わりに大きめの脱衣所と浴室で、湯舟は長方形の7〜8
人も入れそうなもので、無味無臭透明な単純泉が静かに
溢れている。源泉温度が少し低めなので加温してのかけ
流し。青森としては個性不足な湯だが、普段の湯として
はちょうどいいのか、朝なのに次から次に入浴客が来る。
200円の安さもあるし、近所の方の公衆浴場的存在に
なっているようだ。

キリッとした熱めの湯で頭もすっきりして、国道7号線
に戻り、案内に従ってアップルロードへ。一度入浴した
かった「白馬龍神温泉」もすぐそばだ。

Syoukan1 Syoukan2 Syoukan3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月16日 (月)

北東北温泉日帰り本でまったり温泉巡り、その13道の駅「碇ヶ関」の「関の庄温泉」はかなり上質

「五の宮のゆ」で夕食も取り終えて、あとは車中泊する
予定の道の駅「碇ヶ関」へ行くだけ。道の駅「碇ヶ関」
には掛け流し温泉の「関の庄温泉」があり、それも北東
北温泉本クーポンで割引入浴出来る。就寝前にひと風呂
浴びるには絶好だ。

しかし、利用時間が午後8時まで。30分程度は入浴利
用したいので午後7時半までに到着で急ぐことに。「五
の宮の湯」を出たのはすでに午後6時前。小坂から何回
か走ったことのある県道2号線で大館市の国道7号線に
出ることに。夕方時間もあって小坂町内や大館市内など
でちょっと渋滞気味もあったが、途中コンビニで買い物
などして、道の駅「碇ヶ関」まで約65キロを実質1時
間15分ほどで到着、「関の庄温泉」の営業時間にも間
に合った。

昨年もこの道の駅では車中泊したのだが、すでに営業時
間を過ぎていたので、風呂は午後9時までやっている湯
の沢温泉まで車を走らせて入ったことがある。

そのため、「関の庄温泉」は道の駅内にあると思ってい
たのだが、道の駅の裏側にあり、道の駅の駐車した場所
から意外に距離があり、ちょっと急ぎ足で駆けつけた。

暗くて良く分からなかったが、温泉の建物の手前には関
所を復元した碇ヶ関関所資料館もあり、ピカピカで立派
な施設だ。入浴料金は300円だが、クーポン本利用で
100円に。

浴室は男女別の内湯が1つずつあり,貸切利用できる浴
室もあるようだ。脱衣所も清潔で使いやすい。内湯は木
造(ヒバか)の2槽(繋がっているが)に仕切られた小
ぶりの美しい湯船に一見薄緑に見える透明な湯が掛け流
されている

少し加温されて熱めの湯は体にまとわりつくようなヌル
ヌル感があり、浴感はかなり上質だ。3〜4年前に以前
の場所から移して新設されたそうで、湯も以前のものと
は違うらしく、以前の循環仕様から掛け流しに変わり素
晴らしい湯が味わえる。時間があまりなくてゆっくり出
来なかったが、次回はもっとゆっくりと味わいたいほど
だ。この湯があまりに良かったので、午後9時まで入浴
可能なこれまたお好みの湯の沢温泉は今回はパスとなり、
湯上がりに車の中で途中のコンビニで買ったつまみで酒
を飲んでまったり気分良く就寝となった。

Seki1 Seki2 Seki3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

16年07月 19年5月 グルメ・クッキング デジカメ ドライブ ニュース パソコン・インターネット 京都 伊豆 佐賀県 埼玉県 大分県 奈良 奈良県 宮城県 山形県 岡山県 岩手県 広島県 心と体 愛媛県 新潟県 旅行・地域 日記・コラム・つぶやき 映画・テレビ 書籍・雑誌 栃木県 温泉 神戸 福島県 秋田県 経済・政治・国際 群馬県 茨城県 趣味 長野県 青森県 音楽 05年10月 05年11月 06年10月 06年11月 06年12月 06年2月 06年3月 06年4月 06年5月 06年6月 06年7月 06年8月 06年9月 07年01月 07年02月 07年03月 07年04月 07年05月 07年06月 07年07月 07年08月 07年09月 07年10月 07年11月 07年12月 08年01月 08年02月 08年03月 08年04月 08年05月 08年06月 08年07月 08年08月 08年09月 08年10月 08年11月 08年12月 09年01月 09年02月 09年03月 09年04月 09年05月 09年06月 09年07月 09年08月 09年09月 09年10月 09年11月 09年12月 10年01月 10年02月 10年03月 10年04月 10年05月 10年06月 10年07月 10年08月 10年11月 10年12月 11年01月 11年02月 11年03月 11年04月 11年05月 11年06月 11年07月 11年09月 11年10月 11年11月 12年01月 12年05月 12年08月 12年09月 12年11月 13年06月 13年08月 13年9月 14年04月 14年05月 14年06月 14年07月 14年09月 14年10月 15年01月 15年10月 15年12月 15年4月 15年6月 15年7月 16年04月 16年06月 16年08月 17年02月 17年05月 17年06月 17年08月 17年10月 18年05月 18年06月 18年10月 19年04月 19年06月 19年08月 19年09月 19年11月 20年04月 20年07月 20年08月 20年11月 20年12月 21年01月 21年04月 21年06月 21年07月 21年09月 21年10月 21年12月 22年01月 22年02月 22年03月 22年04月 22年05月 22年12月 22年8月 23年04月 23年05月 23年06月 23年08月 23年10月 23年12月 24年07月 24年02月 24年03月 24年04月 24年10月 24年12月 25年01月