鯵ヶ沢温泉から南下する五能線沿いの道は国道101号
線で、ほぼ能代辺りまで海沿いを走る眺望抜群のドライ
ブだ。途中十二湖とか名所はあるが、大昔に家族と来た
時に一応見ているし当然のごとくにパスして、青空のも
とドライブを楽しむことに。
右には日本海を眺めながらの快走は気分最高。走る車も
ほとんどない。ご機嫌、ご機嫌。鯵ヶ沢温泉から約50
キロほど走ったあたりであったのが北東北温泉本クーポ
ンでこれも無料入浴出来る「ウェスパ椿山」だ。
目立つ看板の入り口を入ると何だかレジャーランドのよ
うな施設が点在するし、オシャレな洋館風建物がいくつ
もある。それら洋風建物はパンフレットを見たら宿泊ロ
ッジらしく、その風呂にも温泉があるらしい。あとは昆
虫館、物産館、レストラン、ガラス工房などが広い敷地
に点在し、鍋石温泉「ウェスパ椿山開閉式展望風呂」っ
てのが敷地の一番奥、日本海を一望出来る絶景の場所に
ある。
利用料金は500円。午前7時から午後9時までの営業
のようだ。開閉式というのは浴室全体がドーム形状にな
っていて、大きなドーム型の窓が4月から10月の天気
のよい日に限り開かれて、露天風呂状態になるのだ。
入浴した日は幸い天気も良く、ドーム窓は半開状態で、
日本海を眼下に一望出来る素晴らしい絶景風呂になって
いた。右眼下に見える小山が椿山と言うらしく、山の麓
の海辺で数人が遊んでいるのが見えた。
湯は典型的な食塩泉で塩味だ。含鉄-ナトリウム-塩化物強塩
泉となっているので、注がれる湯が透明ということは濾
過しているのだろうか。源泉そのままに入りたいのだが。
人気のある風呂らしいのだが、運良く誰もいなくて独占
状態でのんびりと入浴。午後4時前後に入浴したのでま
だ夕陽の時間帯ではなかったが、晴れの日の夕陽時間帯
に入ると最高の気分だろうね。夕陽の時間帯にまた入っ
てみたいがとにかく遠いや。
風呂上がりに日本海を眺めながら休憩。そのあとは能代
まで走り国道7号線に入って今夜の宿となる道の駅「象
潟ねむの丘」へ。途中の夕陽も素晴らしい眺めだった。
ウェスパ椿山から道の駅「象潟」まで約145キロ。到
着したのは午後8時前。すでに象潟は秋田県の最南端。
北東北温泉本クーポン利用の温泉巡りもここで終了。
この道の駅で車中泊の夜になってこのドライブ旅行中初
めての雨となり、かなり激しい雨に。でも走っている訳
でもなし、車の中で買い込んでおいたものを摘みにのん
びりと酒盛り。6日金曜日朝起床するとまだ雨模様。そ
れほどの降りではないが、酒田市方面あたりから国道4
7号線に入る頃までは雨が続いた。新庄市に出て、いつ
も走り慣れた国道13号線で米沢経由で喜多方、会津若
松、奥会津経由で帰宅の途に。金山町ではお好みのひと
つ「大塩温泉共同浴場」の温湯にゆっくりと入って温泉
巡りの締めとなった。
総走行距離は1745キロほど。高速道路使用ゼロ、旅
館宿泊は肘折温泉での2食付き4000円弱の激安1回、
温泉入浴22カ所ほどで支払い入浴料金合計300円ほ
どの貧乏旅行決算となった。使用ガソリン約108リッ
ター。あとは適当に食費。高速道路をもし使用すると、
浦和から碇ヶ関辺りまで片道12500円ほど。高速道
路を使用しないといかに安上がりかということ。高速使
用しないで途中ブラブラしながらのドライブは楽しいよ。
北東北温泉本クーポンで利用した温泉の入浴料金で浮い
た合計は9140円ということで、ありがたい北東北温
泉本クーポンでした。それにしても、象潟から東京まで
高速なしの580キロはやはり長かった。
ところで、デジタル一眼を最近2台も立て続けに購入した
ので、ドライブ中は撮影しまくるつもりだったんだけど、
もっとも活躍したカメラは防水機能のサンヨーCA65。こ
れまでコンパクトデジカメを防水袋に入れて使用、その使
いにくさに辟易していたのだが、CA65は水に関しては気
にすること一切ないので温泉撮影にはやはり最高。軽いし
小さいし、スチール撮影していても、2つあるシャッター
の片方を押せば即ビデオ撮影(2000円ほどで購入の4G
BSDHCにビデオで2時間45分ほども録画できてしまう)
になる便利さもあり、旅行カメラとしては最高。デジタル
一眼のほうは風景撮影などに使用したものの、元々カメラ
自体が好きで、撮影にはあまり熱心でないので、素晴らし
い景色があっても記憶に残すほうを重視してしまい、カメ
ラなしでボケーと眺めている時のほうが多いという体たら
くだった。それ以上に楽しいのがドライブそのもので、北
東北のように渋滞がほとんどなく、走る車も少ないとひと
たび走り出すと止まるのが嫌になってしまうのだ。いつま
でも走り続けてしまうのだ。一人旅だとよけいそうなる。
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