都内があまりに蒸し暑いのでウンザリしていた
6月。しかし、雨の日が多いのであまりドライ
ブする気も起きなかったのだが、週間予報で久
しぶりに天気の良い日が連続するような感じだ
ったので、どこか涼しい温泉地だと突如決めて
行ったのが、もう何回も行っている万座温泉。
万座温泉に1泊して、久しぶりに(昨年10月
以来か)万座温泉と草津温泉の湯にゆっくり浸
かることに。そして出発直前に激安のネット予
約で万座温泉の「万座亭別館」を速攻で1泊の
予約。初めての旅館は楽しみだ。
東京から草津温泉までは約200キロで、高速
道路に乗る距離も大したことないので当然のこ
とに高速道路1000円も利用せずに下道でブラ
ブラと。
天気予報通りに快晴で気持ち良くドライブ。快
調に走って昼前に草津温泉に到着。土曜日で天
気も良いので草津温泉の中心地湯畑は賑わって
いる。お腹が空いていたので早速昼飯に。湯畑
すぐ前にある焼き肉屋「吾妻」で食事。店の前
で売っている焼き鳥は買って食べたことがあり、
美味いし、ネット上では焼肉が美味いとあった
ので食事することに。ランチの定食があったの
でカルビ定食や単品肉など注文。
出て来たキムチなど見てドッチラケ。量がまさ
に一口、手の親指程度が乗っているだけ。箸の
一掴みで食い終わり。肉の方も細長い皿に実に
ちんまりとした盛りで、お子様ランチかいと突
っ込みたくなるほど。こんなに盛りの少ない焼
き肉屋は初だ。確かに肉の質はそれほど悪くは
ないが、びっくりするほどじゃない。温泉地の
焼肉としては4月に鳴子温泉で食った焼き肉屋
「八兆」の素晴しさを再確認した。この吾妻っ
てのは焼き鳥を食って済ますのが正解の店だな。
単品の肉は別として、定食はまったく意味がな
い店だった。
まあその不満は忘れて、万座温泉に行く前に共
同浴場へ。18カ所ある共同浴場はこれまです
べてに入浴しているし、何回も入っている共同
浴場もいっぱいあるので、まずはお好みの共同
浴場「煮川の湯」へ。
この煮川の湯は共同浴場では唯一煮川源泉を引
いている浴場で、キリッと引き締まった熱めの
湯が持ち味。熱くて入れないことも多いほど。
熱いと言っても一旦入ってしまうと成分が体に
しみ込んで来るような感触が抜群なのだ。人気
があるのだが、今回はラッキーに独占状態。湯
温も激熱じゃなく、ちょっと熱めで良い感じで
堪能。
そのあと、湯畑そばに最近新設されたセブンイ
レブンの2階にあるきれいな休憩スペースでま
ったりし、ちょっと鬱陶しい饅頭配りの饅頭屋
横の路地奥にある共同浴場「凪の湯」へ。
この近辺は草津温泉でももっとにぎやかな界隈
で、その飲食店などに囲まれた目立たない場所
にある共同浴場。しかし、意外に穴場で空いて
いる時が多い。しかも湯が共同浴場ではここだ
けで使用の西の河原源泉なのだ。浴室が入り口
から階段をかなり下りた地下にある雰囲気がま
た御機嫌だ。無色透明なヌルスベ感のある湯が
あふれる。ここも誰もいなくて、極上の湯をじ
っくりと味わう。
このあと、志賀草津道路を一気に登って万座温
泉へ。午後3時過ぎに「万座亭別館」にチェッ
クイン。翌日も晴れて、万座温泉から草津温泉
へ戻り、共同浴場でも一番お気に入りの「地蔵
の湯」にまたまた入浴。地蔵の湯源泉が唯一使
用されている共同浴場だ。以前の共同浴場は4
年ほど前に取り壊され、新しい地蔵の湯として
06年の春に生まれ変わった。新設なってからも
何回か入浴しているが、浴室内の床などの木も
良い色合いになって来た。浴室が草津の共同浴
場では珍しい脱衣所と浴室が一体型の古い湯小
屋形式なのも雰囲気あって好みだ。湯舟の目の
前が脱衣なので貴重品の心配をすることもなく、
ゆっくりと入浴出来るのも良い。そして、草津
温泉の源泉の中でも優しさのある湯がまた良い。
ただ、湯の投入量が以前の湯小屋の時ほど多く
ないのが物足りないが。
草津温泉でもう1カ所入って行こうと「こぶし
の湯」へ。ここは温泉街から六合村方面へ少し
走った町外れにあり、穴場的共同浴場。湯は湧
出量がもっとも多く、利用施設も多い無色透明
の万代鉱源泉が引かれている。湯小屋は浴室の
外には中庭風の庭があったりと小振りな造りな
のだが、なかなかに良い共同浴場だ。元々源泉
温度の高い万代鉱源泉が豊富に注がれているの
で、かなり熱めだ。肌への刺激も強く、肌が溶
けて行くかのような感触があり、これぞ草津の
酸性泉だ。
あとは東京へ戻るだけで、途中四万温泉かどこ
かで優しい湯に入って行くことに。
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