18日に注文して、早くも19日夕方に配達さ
れて来たパナソニックが一年前に発売したレン
ズ交換式一眼カメラG1だが、土曜の夜に解説
書を熟読しながらいじくってほぼ機能を理解。
日曜日に早速撮影と寒いのだが快晴なので、散
歩がてら熊手市が開かれている近所の西新井大
師をブラブラ。
標準ズームとあわせて600グラム弱の軽さは
まったく重さを感じない。小さなショルダーバ
ッグにポンと入ってしまう。そして、撮影して
いて分るのだが、多様な機能が実に分りやすく
使用できる。さすが家電メーカーの渾身の作品
という感じだ。相当に気に入ってしまった。
そして、昨日は土曜日に注文した他社のレンズ
用のアダプターが2個配達されて来た。ニコン
F用とペンタックスK用だ。いずれも太田市にあ
る「ディスカバーフォト」なるカメラ機材販売
の店で、他のものが15000円前後している
のに対して、だいたい6400円平均とかなり
安価だ。まあ、値段で選んだ(その点少し不安
もあったが)のだが、来たアダプターは思った
以上にしっかりとした造り(まあシナ製だろう
けど)の金属製で重さも70グラムほどもある。

ということで、ニコンF2やニコマートで愛用し
て来た30年以上から20数年は購入してから
経過のニコンFマウントのそれも非Aiタイプの
マニュアルレンズをアダプター利用で装着して
みた。なかなかしっかりと装着され、違和感は
まったくなし。すべてのレンズの焦点距離は例
えば28ミリレンズなら35ミリフィルムカメ
ラ換算で56ミリと2倍(ニコンのデジイチに
装着すると1.5倍なのだが)になる。これは
広角好きとしてはかなり残念なのだが。まあ仕
方ない。
これが実に楽しい遊びだ。ニコンの非Aiレンズ
はニコンのデジイチで使用できるのはD40など
のエントリー機のみ(だからこそ古いニコンレ
ンズ所有者にはD40などが貴重)なのだが、た
だ、装着できてもピント合わせは当然手動だし、
絞り値・シャッタースピードも完全手動使用に
なる。まあ、この昔ながらの完全マニュアルも
楽しいのだが、やはり露出は自動が便利だ。
ところが、ところが、最新機能満載のG1でそ
の超古いマニュアルレンズがなんと自動露出撮
影(当然ピント合わせは手動だが、デジイチの
小さめのファインダーよりピント合わせがやり
やすいのだ)できてしまうのだ。これはなかな
かに愉快だ。
自動露出は絞り優先かプログラムで可能だ。完
全マニュアルレンズでしかも他社のレンズで自
動露出撮影が可能なんて魔法のようだ。パナソ
ニックの技術者さん最高です。
撮影は撮影モードダイヤルをマニュアルにして、
絞り優先(A)かプログラム(P)にするだけだ。
あとは、レンズの絞り値を好きな数値にしてお
くだけ。ファインダー情報には0・0と絞り値
が出るだけ(当然だよね、カメラ本体とは電気
接点一切ないのだから)だが、カメラはその絞
りにあわせてシャッタースピードをジャストに
調整してくれるので、ピントを合わせたらシャ
ッターボタンを押すだけ。イヤ−実に簡単。ニ
コンのレンズをニコンのデジイチで使うよりも
ダントツに楽で楽しいのだ。
ペンタックスのレンズはAFタイプしか所有して
いないが、それらもペンタックス用アダプター
でばっちりだった。このアダプター利用の場合、
ダイヤルを絞り優先に合わせておくのも良いの
だが、むしろプログラムにしておくほうが良い
かも。絞り優先だと、前ダイヤルを回すと露出
補正されてしまうのだが、プログラムだと前ダ
イヤルを押さないと露出補正にならないので使
いやすいかな。プログラムにしても基本的には
レンズの絞りを決めてからになるので、絞り優
先でもプログラムでもアダプター利用時は同じ
ことなのだ。
それにしても、カメラ好きの心をくすぐるカメ
ラだ。ペンタックスのマニュアルレンズもニコ
ンの他の古いマニュアルレンズもさらに欲しく
なって来るのだ。中古カメラ店巡りが楽しくな
って来た。
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