あまりに寒いので、ドライブで行くのが雪で大変な大好きな東北のお気に入り温泉へ春になったら行くのを妄想していた
東京は天気は良いが、寒さはかなりだ。た
だ、他の地域のように雪がない(しかし、
冬場の降雪がないと水不足になる訳で)の
で良いのだが。そんな寒い時には温泉が一
番なのだが、大好きな東北の温泉に冬場に
車で行くのは大変だ。
そこで、春になったらどこへ行こうかなな
んて妄想して、ドライブ旅行計画を今から
考えるのが楽しいね。ということで、11
月末に東北のお気に入り温泉をまとめたの
を整理して再掲してみた。南側から北の青
森方面の順に。
福島県
透明無色無臭の単純泉系の多い会津地方の湯の中で、青森の白馬龍神温泉などと見まごうばかりの赤茶けた色の塩分濃厚な湯が古町温泉「赤岩荘」だ。最近入浴料金がかなり高額になったのがちょっと残念。
共同浴場巡りが楽しい湯の花温泉だが、岩魚、そばなどが美味しく、宿泊してのんびりするのがお勧め。何軒か宿泊して来たが、宿所有の足下湧出自噴泉風呂を所有する素晴しい造りの民宿「本家亀屋」がお気に入り。
福島の湯は裏磐梯や金山町など特徴のある湯が多いが、会津方面は東山、芦の牧、湯野上、二岐、湯の花、木賊など単純泉系が多い。その中でお気に入りが湯ノ花温泉で、4カ所の共同浴場巡りが楽しめる長閑な湯里。
金山町の共同浴場群の中でも浴室の鄙び具合が圧倒的なのが、共同浴場「大塩温泉」で、温めの湯なので夏場が最高。一体何回入浴したことか。
金山町の中心、会津川口駅から只見町方面に走ってすぐにあるのが「湯倉温泉」で、1軒の旅館と共同浴場が並ぶ。金山町の共同浴場群の中でももっとも高温で成分の濃厚さもダントツの湯。源泉の析出物が凄い。
土湯峠周辺一軒宿群では「幕川温泉」と「赤湯温泉」もお気に入りなのだが直近のブログ記事なし。2種類の特徴ある源泉が楽しめる「鷲倉温泉」もすばらしい。
山形県
飲泉も出来る上質な硫黄泉の小野川温泉だが、宿泊してのんびり滞在するのが最高。宿泊でお気に入りなのが雰囲気のある館内と美味しい料理で満足の高砂屋旅館。夏にはホタルの乱舞も楽しめる。
山形県では南陽市の赤湯温泉も共同浴場がいくつかありなかなか良いが、泉質的には硫黄の上品香りがご機嫌な米沢市の小野川温泉がお好み。こじんまりとした温泉街も雰囲気が良い。日帰り入浴なら共同浴場「尼湯」で。
山形県には至る所に大きめの日帰り入浴温泉センターがあり、寒河江花咲か温泉「ゆーチェリー」などが代表的だが、わりにお好みなのが道の駅「大江」そばにある「柏陵荘」で、200円で極上湯が楽しめる。
山形県新庄市から西北へ20キロほど山間に入った場所にあるのが数軒の旅館からなる「羽根沢温泉」で、中山平温泉以上のヌルヌル感のアルカリ性源泉が味わえる。共同浴場がとくにお勧め。
鳴子温泉から山形新庄方面に走ると、赤倉温泉、瀬見温泉と大きめの温泉地がある。その赤倉温泉入り口にある「三之丞旅館」がとびきりのお好み。雰囲気満点の天然岩風呂が素晴しいのだ。
大好きな肘折温泉でのんびり湯治するのに定宿になっているのが「ゑびす屋旅館」だ。肘折温泉は共同源泉なので基本的にはどの宿の湯もそれほど違いはないのであとは好みで宿泊。ゑびす屋は清潔感あり料理も美味。
宮城県
多種類の源泉のある鳴子温泉は旅館ごとに源泉が違うほどで湯巡りが楽しい。「姥之湯旅館」は4種類の源泉だ。ほかに特色のある源泉が楽しめるのが「西多賀旅館」「東多賀旅館」「ゆさや旅館」などだ。
鄙びの湯治宿が多い東鳴子温泉で様々工夫を凝らしていて女性にも人気なのが「大沼旅館」で、極上の森の中の露天風呂など貸し切り湯舟が一杯の温泉天国だ。湯治宿泊にも対応している。
鳴子温泉郷へ行くと、必ず日帰り入浴していたのが湯治宿が並ぶ東鳴子温泉でも極め付きのボロ度がユニーク(湯は最高)だった「田中温泉」だが、実質的に営業停止し、地元民オンリーの湯となってしまいがっくり。
秋田県
栗駒高原から湯沢市方面へ下ると小安峡温泉。その一番栗駒寄りにあるのが大湯温泉で、露天風呂が大人気の「阿部旅館」は夏場は川湯もある。
小安峡温泉すぐそばの山の中にある秘湯、湯沢市の泥湯温泉も極上湯だ。3軒旅館があるが、「奥山旅館」に人気集中だ。
「八九朗温泉」から砂利道を3キロほど山の中に入った何もない山の中にあるのが全国の温泉ファンに有名なジャグジー野湯「奥奥八九朗温泉」だ。
青森碇ヶ関から鹿角へ行く途中の小坂町にある温泉マニア垂涎の野湯が「八九朗温泉」で、現在は屋根付きになり野湯から共同浴場風情に。素晴らしい湯だ。
「アクトバード矢立温泉」から車で数分なのに湯がまるで別物の日景温泉は上品な肌に優しい硫黄泉でまったりできる。
すぐ隣が青森県碇ヶ関になる秋田県最北も良い湯が多い。大館市の「アクトバード矢立温泉」は鄙びの極致で濃厚湯が堪能できる。ただ、潔癖性には無理か。
八幡平の秋田県側には玉川温泉はじめ名湯が多いが、自然の中で入る雰囲気を味わえる「ふけの湯温泉」はとりわけお好みだ。近くの「後生掛温泉」「大深温泉」も極上。
秋田県の温泉と言えばなんと言っても日本一の強酸性湯の玉川温泉。同じ源泉味わって宿泊するなら新玉川温泉「ぶなの森・湯治館そよ風」が設備万全で女性にもお勧め。
白濁硫黄泉の田沢湖高原温泉の中でもとりわけ濃厚な湯なのが「民宿ルーム」で、安価で料理もまずまず。
乳頭温泉から少し山を下った場所の田沢湖高原温泉は乳頭温泉から引く白濁硫黄泉を味わえる。その中では「ロッジアイリス」がかなりのお気に入り。奇麗好きの女性でも大満足だろう。一度は宿泊してみたい。
秋田県の温泉と言えば八幡平周辺と田沢湖高原・乳頭温泉郷。乳頭温泉郷はすべて素晴しいが、なかでも鶴の湯温泉は人気あり過ぎで、のんびり入浴巡りするなら設備も整った休暇村乳頭温泉に宿泊が良いかな。
岩手県
食堂に温泉が併設されているなんてのが日本にはいくつかある。その中で泉質抜群なのが湯田温泉卿巣郷温泉の「でめ金食堂」で、極上のオイル臭湯が楽しめる。
花巻温泉郷は台温泉(素晴しい湯治宿がある)など多くの温泉地があり、南花巻温泉の鉛温泉・藤三旅館の立って入浴する混浴大浴場は温泉文化の極致で宿泊でじっくり味わってみたい。南花巻では「大沢旅館」も絶品。
岩手県の白濁硫黄泉のもうひとつの代表は八幡平の山上にある藤七温泉「彩雲荘」で、ガレ場に作られたゴージャスな野湯露天風呂がご機嫌だ。冬期は休業。
硫黄泉ならやはり白濁湯だが、岩手の代表は松川温泉で、3軒の旅館がいずれも混浴の素晴しい露天風呂がある。その中でも鄙び具合がご機嫌なのが「松楓荘」だ。
岩手県では雫石、花巻、八幡平に温泉が多いが、それらの中でもまるでバスクリンを入れたかのような鮮やかな緑色の濃厚な硫黄泉の国見温泉「石塚旅館」は極上中の極上。冬期は休業。
青森県
温泉銭湯数多ある青森県の中でも「新屋温泉」と並ぶほど好きなのが、強烈な濃厚湯が堪能できる「白馬龍神温泉」だ。
青森の温泉というと津軽や下北中心になるが、上北地方もなかなか良い湯が多い。その中でもドバドバかけ流しのスベスベ湯が御機嫌なのが姉戸川温泉。ほかにも東北町にいくつかの素晴しい温泉銭湯がある。
下北半島まで一気に行くドライブが大好きで、その山の中にある恐山では境内にある共同浴場で極上の硫黄泉をたっぷりと味わえる。
五所川原や板柳町はそこら中に温泉がある温泉天国。その中でも鄙びの極致とも言える「板柳旅館」では豊富な湯を贅沢に味わえる。
青森の日本海側の温泉で「ウェスパ椿山」と並んでお好みが「みちのく温泉」で、運が良ければ露天風呂に入りながら目の前を五能線の列車が走って行く。
青森の日本海側深浦の温泉も素晴しい。日本海を一望できる絶景風呂の「ウェスパ椿山」の塩泉は温まり度抜群。
八甲田周辺の温泉でも鄙びの湯治宿の雰囲気を持つのが「谷地温泉」で、親会社の倒産から復活し、年間通しの安価な同一料金となり利用しやすい。料理も美味しい。2種類の源泉をじっくり堪能できる。
八甲田山周辺には酸ヶ湯温泉など極上温泉が並ぶが、その中でも落ち着いた雰囲気抜群の浴室で自噴泉三昧できるのが泉質的には物足りないが「蔦温泉」だ。「猿倉温泉」「八甲田温泉 遊仙」もご機嫌だ。
青森の日帰り温泉には旅館機能を持つのも多い。それらの中でも好きなひとつが「あすなろ温泉」で、露天風呂からは岩木山を一望。香しいオイル臭温泉を楽しめる。
岩木山麓の温泉地の中でも観光客の集まる代表的存在が嶽温泉で、湯も白濁の素晴らしい湯。共同源泉なのでどこの旅館でも基本は同じだが、西澤旅館のシンプルな湯舟が好み。
岩木山麓には素晴しい温泉が沢山。とくに好きなのが静かな環境でのんびり鄙びの湯を味わえる湯段温泉で、4軒の鄙びの旅館があり、代表が「長兵衛旅館」で、長湯治してみたい。
青森では銭湯の多くが源泉掛け流しの温泉銭湯で、朝早くから夜遅くまで営業でしかも激安。その温泉銭湯の中でも湯の素晴しさトップクラスが平川市内の「新屋温泉」だ。湯の美しさにうっとり。
青森で極上湯と美味い魚を味わいたければ一番のお勧めは下風呂温泉。濃厚な硫黄泉、美味い食事と大満足だったのが「まるほん旅館」だ。
大好きな温泉いっぱいの青森だが、濃厚な溢れるばかりの湯を堪能し、真心籠った料理にも大満足な超鄙びの湯の筆頭が、古遠部温泉。何回でも宿泊したいすばらしい宿。ただし潔癖性の人は駄目かな。
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