12年09月

2012年9月30日 (日)

温泉好きにとっては今日は実に哀しい日だ。青森は碇ヶ関にある日本一個性的で濃厚な温泉が楽しめた「湯の沢温泉郷」が今日で完全消滅したのだ

温泉好きにとって今日は実に哀しい日だ。温泉に
行くときは私にとっては東北は聖地みたいなもの
で大好きな温泉地が山のようにある。

青森は酸ヶ湯や谷地、蔦などいわゆる名湯といわ
れる老舗の温泉地も素晴らしいのだが、街中に普
通に存在する銭湯的な浴場のほとんどが温泉を使
用しているのが青森で、しかも朝早くから夜遅く
まで激安で利用できる素晴らしさ。東北へ温泉巡
りドライブ旅行へ行くと、それらの銭湯巡りが実
に楽しい。

そして、老舗名湯でもなく、銭湯的なものでもな
いが、濃厚な源泉が楽しめる湯治宿が点在するの
も青森。そのなかでも湯の濃厚さが際立つ湯治宿
があるのが碇ヶ関で、とくに3軒の湯治宿があっ
た(そう今日の時点であるとは言えなくなったの
だ)のが、国道7号を秋田から青森に入ってすぐ
にあった湯の沢温泉。国道からわき道に入ってい
くのだが、その入り口のある大きな案内看板が温
泉好きの心をくすぐり続けてきた。

3軒の湯治宿は湯の沢山荘、なりや温泉、秋元温
泉で、それぞれが全く泉質の違う日本の温泉の中
でも極めて個性的で濃厚な源泉を楽しめた。

しかし、それぞれが経営継承者のいないことが要
因で、数年前に湯の沢山荘が廃業、そしてなりや
温泉が廃業となり、今日をもって3軒のうち唯一
営業を続けていた秋元温泉が廃業となったのだ。
これほど濃厚で素晴らしい湯が味わえた温泉地が
災害とかでなく、継承者がいないということで消
えてしまうなんて温泉地が山のようにある(しか
し、そのほとんどがいかさま温泉なのだが)なか、
本マンモノのほかに比べようもない名湯が消滅す
るなんて一種の日本文化が崩壊することなんが、
なんとも悲しすぎる現実。温泉地を買収して再生
している企業あたりが乗り出してくれないものか。

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2012年9月23日 (日)

頸椎手術後初の東北ドライブ旅行でのんびり術後湯治その7、小豆温泉「窓明の湯」

今回の旅行中は須川高原温泉でちょっと雨が降
った程度でずっと好天(というか好天過ぎて東
北の9月とは思えない激暑だったが)だったが、
道の駅「裏磐梯」で車中泊した夜から明け方に
かけて雨模様に。

その雨も起床時には止んで、19日は毎度おな
じみのコースである只見川沿いの国道252号
を只見方面に走り、南会津から塩原経由で帰宅
するだけ。

身体の調子が良ければ金山町の大好きな共同浴
場にいくつか入浴して行くのだが、そんな気力
もなく自遊人パスで入浴出来る未湯の「小豆温
泉・窓明の湯」だけ体験して行くことに。

「小豆温泉」は檜枝岐へ行く直前にある旅館で、
「窓明の湯」はその中の日帰り入浴施設で、料
金は700円。自遊人パスでありがたく入浴。

典型的な日帰り温泉施設で特徴のない単純温泉
がいくつかの湯舟で循環仕様で利用されている。
しかし、その実体は温泉というより豪華な造り
の銭湯って感じでわざわざ来るほどのものでは
なかった。自遊人パスで利用出来る温泉の中で
は珍しいほうの施設だった。まあ、無料なので
文句はないが。汗を流すにはぴったりだが。

あとは東京へ戻るだけで、「窓明の湯」があま
りに物足りなかったので、途中の湯の花温泉で
共同浴場巡りでもしようかと思ったが、身体が
しんどくて諦めてまっすぐ東京へ。

10日間もドライブ旅行したのだが、入浴した
湯がこれほどわずかなのは初めて。やはり身体
の調子が悪いんだろうね。今回の走行距離は1
588キロ。渋滞もなく、高速道路を利用した
にもかかわらず燃費は1リッター15キロ以上
だった。やはり東北ドライブは最高のドライブ
コースだね。

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頸椎手術後初の東北ドライブ旅行でのんびり術後湯治その6、白布温泉「中屋別館」

今回は身体の調子が今イチなので、日帰り入浴
も一日に1カ所でいいやの気分状態で、高東旅
館をチェックアウトして、いつも通りに山形県
内を国道13号、287号経由で米沢方面に走
ったのだが、途中にいくつも入浴して行きたい
湯があるのだが、全てスルー。道の駅での食事
や果物購入などだけして、白布温泉へ直行。

白布温泉はこれまでに何回も入浴している大好
きな旅館「西屋」「東屋」があるのだが、今回
は自遊人パスで「中屋別館不動閣」が利用出来
るのでありがたく利用させてもらった。

中屋は十数年前の火事で茅葺きの本館が全焼し、
現在は別館だけが営業。売り物は長さ20メー
トルほどにもなる細長い「オリンピック風呂」で、
無色透明な湯(基本的には白布温泉の湯は同じ
単純温泉)が静かに満ちている。少し温めに調
整されていたので暑い中なので身体に優しい湯
だった。一部改装工事中で露天風呂は利用出来
ずだった。

風呂から出たらすでに午後3時過ぎに。18日
は宿泊予約もしていないので、車中泊するか東
京へ一気に帰宅するかだが身体の調子も今ひと
つなので、どこかの道の駅で車中泊して、19
日はいつもの只見川沿いを走り、これまた自遊
人パスで利用出来る未湯の「小豆温泉」に入浴
してゆっくり帰宅することに。

白布温泉からは西吾妻スカイバレーを走って裏
磐梯に出るのだが、途中の標高1400メート
ルの白布峠駐車場が涼しくてあまりに気持ち良
くしばらく休憩。ここで車中泊しても良いかな
(トイレも完備)とは思ったのだが、山の中で
夕食がまったく出来ないので、道の駅「裏磐梯」
で車中泊に決定。五色沼近辺にはレストランや
コンビニもありちょうど良い。

コンビニでいろいろ食材や酒を買い込んで道の駅
「裏磐梯」に到着は午後5時半。すでにもう暗く
なり始めている。標高が高いだけに涼しくて車中
泊も楽だった。早めに就寝して午前6時頃まで爆
睡。涼しいと本当に熟睡出来る。

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頸椎手術後初の東北ドライブ旅行でのんびり術後湯治その5、最近鳴子で宿泊の常宿「高東旅館」で今回は6連泊でじっくり湯治

鳴子温泉郷はかなり数の旅館に宿泊して来たが、
一人での湯治宿泊となると最近はすっかりお馴
染みになっているのが川渡温泉「高東旅館」で、
湯治主体の宿とは思えないほどこぎれいで設備
も充実、しかも薄黄緑色の美しい湯の効能もお
気に入りで、これまでもう30数泊して来た。

5月に宿泊した時には自炊棟がちょうど改装工
事中だったが、6月に完了したとかですっかり
ピカピカに。自由に利用出来る厨房も完全リニ
ューアルで気持ち良い。

ここはいつも布団持ち込みで、素泊まり270
0円ほどの激安だったが、さすがに金をかなり
かけてのリニューアルしただけに1泊400円
ほど値上げになったが、それでも設備面から見
れば満足度高く激安だ。

予約時は12,13、14日3連泊だけだった
が、一人客のキャンセルがあったとかで結局連
休中も宿泊出来ることになり、15、16、1
7日も宿泊してゆっくり6連泊の湯治となった。
術後の療養主体だったので、宿泊中は他の旅館の
日帰り入浴も一切しないで川渡の極上湯に一日
何回も入浴しては部屋でゴロゴロする本来的な湯
治に徹した。

食事はスーパーでいろいろと買い込み、健康生活。
夕食は毎度おなじみの東鳴子温泉にある焼肉屋の
「八兆」で安くて美味い食事中心。ここは焼肉屋
と言っても鮎など魚介類があったり隠れメニュー
も豊富で、しゃべりも楽しいマスターに温泉好き
も集まる店で、今回も温泉ブログをやっている人
たちと邂逅出来た。

そして、6泊のうち八兆での夕食(火曜日が定休)
が4回で、あと2回の夕食はこれまた東鳴子温泉
にある鯉の店「氏家鯉店」で鯉のアライと甘煮を
買い込んで宿でお食事。この氏家鯉店の鯉のアラ
イと甘煮は安くて美味過ぎなのだ。甘煮一切れと
かなりの量のアライの湯治セットが500円の激
安。鳴子で素泊まりなら、八兆での焼肉か氏家鯉
店での鯉が絶対のお勧めだ。

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Koi

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頸椎手術後初の東北ドライブ旅行でのんびり術後湯治その4、湯量豊富な白濁硫黄泉「須川高原温泉」

大沢温泉から川渡温泉までは国道13号に出て、
342号経由で須川高原温泉に入浴して国道3
98号線を花山経由で走って約180キロ強だ。
走行時間は4時間と見て、大沢温泉を午前10
時前にチェックアウト、高東旅館には午後4時
過ぎにチェックイン予定にして、須川高原温泉
で2時間ほどゆっくりと入浴出来る計算だ。

渋滞もなく順調に須川高原温泉には昼過ぎに到
着。ここも自遊人パスで無料利用だ。ここは白
濁の硫黄泉が豊富に溢れる温泉で、県境を挟ん
ですぐそばにある秋田県側の栗駒山荘にも源泉
を提供しているほど。

日帰り入浴は内湯と別棟になる露天風呂に入浴
出来るが、それぞれが別料金で600円。自遊
人パスを複数利用して内湯(かなり大きな湯舟
で、外には露天風呂もある)も露天風呂(プー
ルなみの巨大露天風呂に源泉が溢れる)もゆっ
くりと利用してしまった。

少し雨模様にもなったが、標高が高い(11月
から4月末まで冬期休業)だけに気温もわりに
低く(今回の旅行では9月中旬とは思えないほ
ど暑すぎた)ちょっと熱めの湯が実にきもちい
い。入浴を無料で利用させてもらったので、昼
食を取り、アイスクリーム食べるなどしておく。

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頸椎手術後初の東北ドライブ旅行でのんびり術後湯治その3、5月に続いてまたまた素泊まり宿泊の「大沢温泉自炊部」

新玉川温泉から大沢温泉までは通い慣れた道だ
が、距離的には160キロ弱もあり、早めにチ
ェックインしたいので途中はどこにも寄らずに
直行することに。

新玉川温泉を午後1時半頃出発して、国道34
1号、国道46号、岩手県道1号線、国道10
7号、岩手県道37号線・12号線と毎回走る
道路を快走して午後4時半前には大沢温泉に到
着。160キロ弱を3時間弱で気持ち良く走れ
るんだから実に東北のドライブは快適だ。

大沢温泉は5月に初めて自炊棟に宿泊して、従
業員の対応の良さや食堂の食事の美味しさ、部
屋の快適さ、それにもちろん湯の良さ(日帰り
入浴は過去に体験済み)もありですっかりお気
に入りになってしまった。

今回の部屋は5月に宿泊した時のちょうど裏側
で、前回は露天風呂への廊下に面していて少し
うるさかったのだが、今回は静かに過ごせた。
広さも8畳もあり、液晶テレビ、冷蔵庫、羽毛
布団などで宿泊費用は3000円弱。素晴しす
ぎる。近くに居住なら頻繁に利用してしまうね。

自炊宿泊と言っても奇麗な食堂があり、夕食も
朝食もそこで食事出来るので全く問題ナッシン
グ。湯はアルカリ性の肌に優しいものなので深
夜も含め何回も入浴してしまった。

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頸椎手術後初の東北ドライブ旅行でのんびり術後湯治その2、術後療養ならぴったりの「新玉川温泉」

「ふけの湯」のあとは25キロほど走ればすぐ
の「新玉川温泉」だ。本家玉川温泉の新館で、
まだ未湯の温泉。自遊人パスで利用出来るので
ありがたく利用だ。最近利用の多い「玉川温泉
そよ風」のすぐ近くだ。

豪雪対策か駐車場が屋根付きになっていて、車
利用では玉川温泉3カ所の中では一番かもしれ
ないね。

浴室の造りは本家玉川温泉やそよ風と類似で、
趣のある総木造で強酸性の玉川温泉らしく源泉
100%のほかに50%浴槽など様々な湯舟な
どがあり、玉川温泉の湯が味わえる。

術後療養が基本の今回なので、ここでは出たり
入ったリを繰り返し、2時間近くのんびりとし
てしまった。

湯上がり後、5月にも素泊まりしてお気に入り
になった南花巻温泉の「大沢温泉」に電話して
11日の宿泊を確保。あとは12日からの宿泊
だが、のんびり湯治をしたいので常宿の鳴子温
泉郷は川渡温泉の「高東旅館」に予約の電話も。
5〜6日間ほど連泊したかったのだが、15、
16日は連休で当然のように満室ってことで無
理。とりあえず12、13、14日の予約だけ
を確保。連休中は他の宿泊も取れなかったら、
車中泊か旅行を切り上げて帰宅のどちらかだね
ってことに決定して、大沢温泉へ。

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頸椎手術後初の東北ドライブ旅行でのんびり術後湯治その1、まずの第1湯は大好きな「ふけの湯温泉」

8月初めの頸椎の脊柱管狭窄症の手術以来体調
がどうにもこうにもあまり良くない(まあ苦手
な暑さが厳しいのもあるが)ので、これでは温
泉でのんびり湯治療養するしかないなと、天気
も好天が続きそうな予報もあるので10日起床
してダラダラしているうちに東北方面への一人
温泉湯治ドライブを急遽決定。

宿泊予約もせず、日程も全て未定で10日午後
3時頃東京を出発して、5月以来の東北温泉ド
ライブ旅行へ。涼しそうな場所ってことでとり
あえずは八幡平周辺にするかと、国道4号線を
のんびり走って、午後8時半頃西那須野ICから
東北自動車道へ。車の流れも順調で、2回の休
憩を入れて、午前2時前に紫波SAに到着。東
京を出てから490キロほど走行で、体調も完
璧でないので5時間ほど仮眠。

体調良ければ、一日にいくつもの風呂巡りをす
るのだが、そんな体力も気力もなく、1〜2カ
所にゆっくり入浴出来ればいいやの気分で、午
前7時ごろ紫波SAを出発して、西根ICから高速
を出て、八幡平の樹海ラインを通って「ふけの
湯」「新玉川温泉」と大好きな温泉に日帰り入
浴して行くことに。なにしろその2カ所が「自
遊人パス」で無料利用出来るしね。天気も良く、
車もほとんど走っていなくて快適な山岳ドライ
ブをして、午前9時前には「ふけの湯」に到着。
ロビーに祀られている金精様神社にまずはおま
いり。

これまでに何回も入浴している温泉で、内湯と
露天風呂以外に噴煙が吹くガレ場にある開放的
な野湯がご機嫌な温泉だ。いずれにも白濁の硫
黄泉が満ち、これぞ温泉の典型だ。内湯も露天
風呂も野湯もいずれも独占状態でのんびりと湯
を堪能出来た。

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