3回も手術した脊髄の神経の傷みから来る手や足のシビレはあいも変わらず消えずで、そのためにはやはり湯治しかないと、8月に続いて9月末にも東北へ今回は一人でののんびり7泊8日湯治。主体は毎度おなじみの川渡温泉「高東旅館」で、今回は5連泊
脊柱管狭窄症などで9年前に胸椎、昨年は頸椎、今年4月には腰 椎と背骨の疾患で手術する3カ所を全て制覇してしまったんだが、 手術するほど(脊柱管狭窄症やヘルニアでは症状が酷くなれば手 術しかないが、多くの人は対症療法や薬で対処できる)だから脊 髄神経が相当にやられていた訳で、昨年末なんて1回だけしかな かったが、都心に買物に出かけた時に脚のあまりの痛みにまとも に歩けなくなり、10歩歩いてはしばらく座って休みみたいな状 態になり、ようやく帰宅する事態が発生。最寄りの駅から普通に 歩けば10分弱の道を、1時間以上かけてやっとこさ家にたどり 着けたことがあった。
そんな酷い状態はそのとき一度だけだったが、これでは腰椎の手 術しかないとなり、今年の4月に脊椎の3度目の手術と相成った 訳だ。退院後はまあそれほど痛みが出ることもなく普通に歩ける ようにはなったが、3カ所も脊髄の大きな手術をするほどなので、 相当に脊髄神経は痛んでいた訳で、痛んだ神経は手術しても完治 はなく、軽い痛みやシビレは残ることがほとんど。ネット上でそ れらの手術体験記を読んでも皆さん同じようで、シビレなどはま あ諦めるしかないのだ。
自分の場合、1年に一度受ける定期検診でも血液とか全く異状な しなんだが、なぜか脊髄神経に関する部分だけが悪かった。日本 人は脊柱管が細い人が多いとかで、脊柱管狭窄症などになりやす いのもあるのだとか。ある程度の年齢になるとほとんどの人は頸 椎と腰椎の狭窄は少しは皆さんあるようで、ただ症状が出ないだ けが多いとか。皆さんも手や脚・足のシビレは放置せずに整形外 科でも背骨の専門医の診察を受けたほうが良いよ。手術をするに も早い方が回復度が高まるそうだ。しかし、腰はともかく頸椎や 胸椎(は元から動く部分ではないので症例・手術は少ないとか。 私の胸椎の手術はかなり珍しいものだったとか)の手術は怖いも のね。私の場合、胸椎は放置すれば下半身完全不随の危険性が切 迫していたので、診察して即入院・手術だったが、頸椎はやはり 怖いので結局手術決断まで時間がかかってしまった。
というわけで、3回も脊髄の大きな手術を受けているので、手や 足のシビレ、脚の軽い痛みなど日常的にある訳で、まあ一種の不 定愁訴みたいなもので我慢してつきあって行くしかない。とくに 私の場合は3カ所の手術をしているので、脚の痛みや足のシビレ が頸椎からか胸椎からか、はたまた腰椎から来ているのかが判然 としないのも対応しにくい。
なもんで、元から好きだった温泉巡りなんだが、手術後は完全に 術後湯治の趣になって来ており、かつてのように一日何カ所もの 湯に日帰り入浴を立て続けにするってのがちょっとキツくなって 来て、1カ所に連泊してのんびりと湯治するのがお好みになって 来ている。
その連泊湯治で一番身体に合うのが鳴子温泉郷は川渡温泉の湯で、 ほのかな硫黄臭漂うちょっと熱めな美しい黄緑色の湯に一日に何 回も入り、ゴロゴロしているのがシビレなども少しは和らぐ感じ で気持ち良いのだ。
そんな湯治で最近利用の主体になっているのがその川渡温泉の高 東旅館。8月にも再び5泊6日の東北ドライブ旅行した時にも3 連泊したばかりだが、9月末にも一人でのんびりとドライブ旅行 してきた7泊8日の旅行でもその高東旅館に5連泊して川渡温泉 の極上の湯を堪能する湯治をして来た。
で、その高東旅館は素泊まりなので、外食主体になるのだが、夕 食は基本的には毎度おなじみの東鳴子温泉にある焼肉屋「八兆」で の食事。今回も5回のうち4回も八兆でのおいしい肉、魚などを たっぷりと味わって来た。この焼肉屋は温泉好きが集まる場所で もあり、今年夏に亡くなった「ぽちさん」(仙台市在住の女性だ が、八兆で会うだけでHNしか知らない)なんかとは去年までは何 回も邂逅して、楽しくおしゃべりなどした。鳴子温泉案内人だっ た屋代さんとも頻繁に会える。今回は、カウンターに座って(一 人の時はたいていカウンター)マスターとおシャベリしていたら、 隣に座って食事中のお嬢さんから「もしかしてブログ書いてませ ん?」と声をかけられ、一発で当てられてしまって、こちらもマ スターもびっくり。壁に耳ありですね。そのお嬢さんは「おんせ んたまご」さんでした。また、毎度のことなのだが、昼食は今回 も予約を入れておいて、3回も東鳴子温泉の鯉の店「氏家鯉店」 で購入の鯉のアライと甘煮でお食事。素晴らしい湯に入って、美 味しい焼肉と鯉は最高のコラボだよ。
高東旅館のことはもう嫌になるほど書いているので、改めて書く こともないが、昨年は自炊棟の改装もされ、元からピカピカだっ た新館ともども湯治宿としては、きれい好きな若い女性でも全く 問題なしの湯治宿で駐車事情の悪い鳴子温泉郷でもトップクラス に駐車しやすい宿であり、超お勧め。
閑話休題。今回の7泊8日のドライブ旅行で結局入浴した温泉は 高東旅館以外は帰宅時に入った超お好みの奥会津は金山の「八町 温泉」のみ。トータル1300キロほども走行したのにね。実は 当初の予定では八幡平周辺の温泉に入り(そのために東北高速の 滝沢ICで降りた)、青森の大好きな温泉巡りして津軽か下北を走 り、最後に高東旅館に連泊のつもりで、最終的には2週間ほどブ ラブラするつもりだったのだが、滝沢ICを降りてすぐに給油した スタンドで、走る予定だった樹海ライン、それに玉川温泉から田 沢湖へ抜ける国道341号が数日前の台風被害で不通になってい るのを知って一気にがっくり状態に。
いずれもそれを走って温泉巡りするのが目的みたいな大好きな道 だったので、なんだか青森まで行く気も失せて、せっかく高速走 って八幡平麓まで来ているのに、そのスタンドから高東旅館に電 話して急遽5連泊を取り、そのまま国道4号線を南下して鳴子温 泉郷へ直行に。高速道路使用した(深夜料金で半額だが)意味な しだった。
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