14年09月

2014年9月20日 (土)

9月中旬の3連休は久しぶりに福島裏磐梯に2連泊して、温泉を楽しむ。

最近は温泉巡りとなると長距離ドライブの楽しみもたんまり と味わえるので,青森方面まで行ってしまうのだが,9月中 旬の3連休に久しぶりに福島県の裏磐梯周辺に2泊してのん びりと温泉を楽しんで来た。

3日間天気も崩れず、快適なドライブと湯浴みを楽しめた。 近場(東京からだと結局往復750キロほどになる訳で,近 いと言うわけではないが、青森に比べたら近いもんだ)での んびりも良いもんだ。

1泊目は宿泊も何回かして,日帰り入浴はこれまで何回して いるのか判らないほど大好きな源泉が味わえる中丿沢温泉。 数キロ先の山の中に湧く強酸性源泉を木製パイプで引湯、そ の間に適温になり,中丿沢温泉の旅館の湯舟では加水なしで 素晴しい源泉が堪能できる温泉地なのだが,旅館10軒ほど がこじんまりと集まったほかには何もない温泉地で、温泉マ ニアもほとんど関心を抱かず、温泉ブログなどでも取り上げ られることの少ないちょっと可哀想な温泉。しかし、源泉湧 出量は温泉の多い福島県内でもダントツの量で,静かに湯治 するには最高の温泉地だ。

中丿沢温泉へ行く前に,わりに近いのもあるので、土湯峠周 辺の温泉へ。「まっとうな温泉」本で無料利用できるのが2 カ所あるのでちょうど良い。まずは再訪のの幕川温泉「水戸 屋旅館」へ。土湯峠に散在する温泉旅館のひとつだが、県道 からかなり細い山道を4キロほど入った終点にある2軒のう ちの1軒。秘湯感いっぱいの道とロケーションなのだが,宿 自体は立派なモノで,いつも混んでいる人気宿。

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今回も連休中とあり、かなりの数の車が。白濁感のある単純 硫黄泉で、内湯もあるが、ここの人気は2階屋上にある瓢箪 型の混浴露天風呂と宿の外右奥の渓流沿いにある混浴露天風 呂で、車の数のわりには両方とも意外に空いていてたっぷり と硫黄泉を堪能できた。

その次は、横向温泉の「中ノ湯旅館」で,ここも「まっとう な温泉」本利用。ここは典型的な湯治宿で,建物も相当に古 い。しかしここはすぐそばにある大きな温泉ホテル「マウン ト磐梯」と同じ経営というのが実に不思議な存在。久しぶり の入浴になるが,鄙びの雰囲気はますます貫禄を増して来た 感じ。風呂は一応男女別だが,源泉が2種類あり、男性用と いうか混浴のほうだけにそのうちのひとつが注がれる湯舟が あり、女性側からその湯に入るために女性が来る訳だ。しか も温湯なので皆さん長時間入浴になる。以前入浴した時には その湯舟に女性陣が数人入っていて遠慮がちに入った記憶が ある。今回はそれほど混んでおらず、男性のみだったけどね。 川沿いの外には露天風呂もあるのだが,湯温ぬるすぎて入れ なかった。ご機嫌な湯に2カ所入って,車ですぐの宿泊先へ。

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宿泊したのは「平澤屋旅館」で、中丿沢でも大きいほうかな。 少し古くなって来た建物だが,管理も良く、従業員の対応も 良く、トクーでのわりに安い宿泊費もあってかなりの満足度 だった。中丿沢温泉はとにかく湯がご機嫌だ。草津温泉並の 強酸性泉で、飲むとレモン味の強烈なモノでいかにも効能あ りそうな湯だ。平澤屋の一押しはなんと言ってもかなり大き めの混浴露天風呂(女性用の小さめの露天風呂もあり、そこ から混浴露天風呂へ入ってこられる)で、造りも清潔感あり 以前からお気に入りの風呂だ。

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2日目は裏磐梯から大好きな山岳道路西吾妻スカイバレーを 通って、山形県側の白布温泉へ。昨年夏に宿泊したばかりだ が、お気に入りの「東屋旅館」で日帰り入浴。消費税上げ後 も値上げせずの500円だった。

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たっぷり湯浴みしたあとは米沢市の上杉神社へ。着いてみて ビックリ。何回も来ている神社なのだが、これまでにない混 雑で、駐車がなかなか出来ず状態でようやく空きが出て一安 心。境内もかなりの人混み。その一角の美術館内で能関係の 発表会をやっていた。その会場に入ってビックリ。本格的な 能舞台があるのだ。しかも電動で能舞台を動かして設置でき るとかで、さすが米沢藩と言うところか。昼飯はすぐそばに あった店で米沢ラーメン。

この日の宿泊は裏磐梯の五色沼近辺に喜多方経由で戻って、 10年ほど前に宿泊したことのあるペンションに。洋食コー ス料理が美味しく、10種類ほどのデザートが食べ放題の、 造りもかなり立派なペンションで、貸し切り出来る露天風呂 付き浴室が循環ではあるがとりあえず温泉というのもメリッ ト。ただ、宿泊費が1万2千円近くになり、ペンションとし ては高めだが。

最後の日は甲子トンネル経由で那須温泉へ。ここでも「まっ とうな温泉」本利用で、「自在荘」と「おおるり山荘」で入 浴。有名な「鹿の湯」も無料利用できるのだが、これまで何 回も入浴しているし、休日で激混みだろうと今回はパス。

「自在荘」はメイン道路からわずかに横道に入った場所にあ る旅館だが、女性好みのこぎれいな旅館。ただ、那須の白濁 硫黄泉ではなくて、単純泉で、入浴料金は700円。無料入 浴感謝です。ここは露天風呂が素晴しい。川沿いにある露天 で、2つの湯舟があり、雰囲気抜群。しかも源泉掛け流しで もある。

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もうひとつの「おおるり山荘」は激安で有名なチェーン旅館 のひとつで、以前にあった野天風呂(かなり昔に2回ほど入 浴利用している)を土地ごと買い取り、再開発して大きな旅 館となったもの。売りは内湯から外へ出てある大きな開放的 な露天風呂。標高も高いので天気が良ければ眺め最高だが、 今回は曇りで残念。湯は源泉温度が低めなのでのんびりと優 しい肌触りの白濁硫黄泉に長湯が出来た。連休のわりに渋滞 もなく快適なドライブとなった。

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