備忘録的に4月と6月の東北ドライブ旅行メモ
例年なら冬、春は伊豆や群馬、栃木の温泉巡りを頻繁にするのだが、今年は年初から発症の発疹がひどくて、まったく旅行する気分になれずに4月に入ってしまった。4月に入ってから少しは改善してきたので、温泉療養(3回の脊髄手術をこの10年ほどでしているので、最近はほんとうの意味での湯治になっている)でもするかと、4月下旬に毎度お馴染みの鳴子温泉は川渡温泉の高東旅館で5泊してのトータルで7泊8日(あとの2泊は道の駅での車中泊)のドライブ旅行へ。
本当は青森まで走りたかったのだが、体調もあるし、雪もまだ残っている可能性もあるので、川渡温泉でのんびりすることに。高東旅館に宿泊すれば、当然のごとくに夜は東鳴子温泉の焼肉屋「八兆」で、昼飯は同じく東鳴子温泉の鯉の店「氏家鯉店」の鯉の甘煮とアライを飽きることもなく毎日食べてしまった。
旅行中は発疹症状に悪化は見られなかったのだが、帰宅してしばらくしてからなぜか一気に悪化して、それまでの症状の中でも最悪に。医者が硫黄系の温泉は避けたほうがいいと言っていたのだが、高東旅館の湯が硫黄系の湯だったのが影響したのか、硫黄温泉大好き人間としてはがっくり状態に。ステロイド剤を増やしたりして症状の改善は見られたのだが、どうにもこうにもしつこい発疹で、夏場を超えて9月が終わろうするいまだに症状がじわじわと続いているわけで、皮膚疾患自体がこれまでほとんど経験したことがないので今回の長引く発疹はホンマにげんなりするばかり。
発疹は完全には快癒しないままに夏場になろうとしていたのだが、温泉にはあまり入浴しないで、好きなドライブ主体で青森まで一気に走ってみるかと、突然に旅行したのが6月初旬の青森まで約1700キロのドライブ旅行。
青森まで長距離を高速道路を一切使用しないで走ったんだが、旅行期間はたったの4泊5日で、3泊が道の駅での車中泊、1泊が鳴子温泉で一度宿泊してみたいと思っていた東鳴子温泉の「阿部旅館」で、日帰り入浴はしたことがあり、肌にも良いかと、それにネット上で食事も美味しそうだったしね。しかも1泊6500円と安いのだ。
というわけで、日本海沿いを一気に津軽まで走り、適当に道の駅での車中泊をしながら、途中温泉には入らずドライブ自体を楽しんだ旅行だった。
阿部旅館は源泉の違う2箇所の浴室があり、どちらも貸し切りでも利用できる鳴子温泉でもなかなかに泉質の良い隠れ名湯だ。ただ、建物は古くて、いわば典型的な湯治宿で、その手の宿が苦手な人にはちょっとダメかな。同じ湯治宿でもピカピカ綺麗な高東旅館なら清潔好きな若い女性でもまったく問題ないのだが。
料理はネット上の評判通りに丁寧な作りの家庭料理で、量もたっぷりで、かなり満足できるレベルだった。また宿泊してみたい旅館の一つではある。
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